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2012年7月 4日 (水)

社会変革の狼煙は酒場から燃え上がる!

 

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 “森とも”からメールが届いた。筆者も参加したいと思っていた集会に参加してきた“森とも”からのメッセージだ。

 

「6月29日、首相官邸前デモに行ってきました。反原発デモのことを、現実的なビジョンがなく感情論で動いてるだけだ、と言う一部の人もいますが、感情ほど大事なものはないのではないでしょうか。

 

原発事故で生活をぶち壊されたままの人たちの行き場のない感情。原発のあるところに住み、原発に依存しなくては生活が成り立たない人たちの不安な感情。その気持ちに共感し、策を講ずるのが政治なのに、311以降もまったく発想の転換ができていない政治家たちに、とにかくNO!を言わないと、という気持ちが多くの人を動かしているのだと思います。

 

今回のデモには、自分と同世代の3040代のごく普通の人が多く参加しているという印象でした。私自身、昨年の明治公園(さようなら原発集会)以来、二回目の参加でした。前回、あれだけの人が集まったことに、何かすごいことが起ころうとしているのではないか?という単純な興奮を覚えました。でもその後の何も変わらない状況に、一体何人集まれば、この声が届くのか? 一体何をすれば政府に危機感を与えられるのか? という諦めも感じました。知識もビジョンも覚悟もないのにデモに行って、帰りにビールを飲んで日常に戻っていっていいのだろうかとも思いました。

 

でも今回、やっぱり行ってよかったと思います。原発をなくすことでおこる(とされる)不利益をこうむる覚悟は原発が無くなってからすればいい。何かおかしいという感情を抑えることはない。安全性が確保できないという理由で、あんなに呆気なく牛レバーは禁止になったのに、どうして原発は大目に見てもらえるのか。誰かがよきに計らってくれる、なるようになる、とはもう思えません。もう傍観者でいるべきじゃない。自戒を込めてそう思いました。」(N子)というメッセージでした。

P7030179

 

感情だけに流されることは危険だが、感情を変革への意識に高めていく体験、経験は絶対的に必要だ。集会に参加してメッセージをくれたN子さんに拍手だ。デモ参加者に遠慮して?集会解散地でマイクを握っていたある政党は大衆の蚊帳の外にいる。この現象が現代日本の政治の姿だ。ドロドロした大衆の中に入れない「政治エリート」なのだ。(OWL) 

 

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