« 想定外の暑さの中で、“水”に感謝しました | メイン | “山と心に木を植える”活動を今秋に再スタート »

2021年8月13日 (金)

生涯、森づくりの主役でありたい

宮脇 昭先生がお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りいたします。

Img_0140 「まじぇる まじぇる タブノキ タブノキ タブノキ」と3回大きな声で言って植えなさい。好きな奴だけ集めない。目で見、匂いを嗅ぎ、なめて、触って調べる。大勢な人の前で麦わら帽子の先生の元気な頃を思いだします。幼木を2本植えたら林になり、3本植えたら森になり、5本植えたら森林になると、日本一いや、世界一多くの木を植えてきた私の先生。人間、本気になればできないことはない、と教えられました。森びとインストラクター養成時の、「土地本来の本物の森、いのちの森を足元からつくっていこうではありませんか」と話す姿が思い浮かびます。 

Img_0278 「森づくりはあなたが主役です。まだ間に合います」と、今でも宮脇先生の大きな声が忘れられません。

Img_0694  森を壊したらバチが当たるとして、先人は集落に神社や祠 山の神 水神さまなどを祀ってきました。

Photo  今、先人たちの森と生きる暮らし方を甦らす時が来ていると感じます。森を衰弱させてきた結果、そのバチが当たり、日本人は(世界中の人が)毎年のように想定外の異常気象に怯えています。文章を書いている13日にも、大雨が全国的に降り、土砂災害の報道が流れています。

Photo_2 「鎮守の森」に興味を持ち、福島県中通り周辺の森に立ち寄っています。そこには、土地本来の高木から低木、下草がきちんと役割をもって小さな社会をつくっています。長い時を経ても、神社を雨、風、火災などの災害から護っていることが窺えます。

Img_0693  宮脇先生から学んだ森と生きる暮らし方を生涯続けたいと、合掌です。(福島県FC・齋藤 章)

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://bb.lekumo.jp/t/trackback/330076/34235828

生涯、森づくりの主役でありたいを参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿