2024年4月10日 (水)

桜を見ることが出来なかったが、沢山のことを感じた花見の会!

  タイトルに書いた感想を述べてくれたのは、初参加の藤田さんからでした。私たちは、昨年に引き続き足尾住民の皆さんに声をかけ、「花見の会」を行いました。快晴の松木沢は、透き通った空気に覆われていて、それだけで心が弾みます。

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 しかし残念ながら「みちくさ」前の枝垂桜は、赤くなった蕾を見せながらも一輪も開花はしていませんでした。一同少しガッカリしましたが、それを吹き飛ばすご馳走の差し入れに、笑顔がはじけます。

Dscn9582 ちらし寿司、稲荷ずし、煮物、お新香、ドリンク、お菓子などを去年も参加した高橋、石原、済賀の皆さんから。そして初参加の藤田さんからは、天然素材、無農薬栽培の野菜を使ったサツマイモの羊羹、あんころ餅、等々、食生活のあり方を考えさせられた料理も並びました。Dscn9584 美味しい料理を食べながら、話に花が咲きました。食生活の事、家族の事、仕事のこと、途中部屋から外に出て森づくりのことなど、あっという間の3時間半でした。人と語り合うことの楽しさを実感しました。

Dscn9588 お別れした後、初参加の藤田さんに感想を聞いてみました。一番興味を持ったのが「ブナ保護」の活動だったこと、それから、旧松木村の皆さんが煙害によって、村を出ざるを得なくなってしまったことが胸を締め付けられた、ことなどを話してくれました。

 第2回目の「お花見会」は5人の参加でしたが、当初は10人の予定でした。病気入院、足腰の痛みなどで参加できませんでした。それでも今日の参加者は、みんなとても楽しそうでした。「来年もまたやりましょう!」と言いながら帰途につきました。

 「松木郷」に行ってみたいと思ったら、森びとに声をかけてください。いつでも最大限ご案内致します。

                    森びとサポーター・橋倉喜一

2024年4月 3日 (水)

穏やかな陽射しの中での環境・森づくり

 さくらの花もようやく咲きほころびはじめ、なんとなく気持ちも穏やかになってきたのもつかの間、早朝の地震(4:24)の揺れで目が覚めた筆者。本日(4/2)は、応援隊の作業日のため安全運転に心がけ南相馬市の育苗場に向かいました。目の手術から一か月経過し久々の森作業とあって応援隊のスタッフと会えることの喜びと苗木の生長ぶりを見る楽しみという気持ちが以前よりふくらみワクワクしていました。(笑)

Photo 早速、岩橋事務局から、本日の作業内容が話されました。ポット内の草取り、発電機を利用したホースの切断と廃棄処分・整理、育苗場の周りの防寒ネット外しとチェック、水撒き作業、強風によって倒壊された簡易物置小屋の後片付けをすることにしました。202442_2

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202442_6<強風によって倒壊した簡易物置小屋の後片付け作業>

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202442_8<丁寧に水撒き作業をする小川スタッフ・・かなり乾燥していたため時間をかけて行いました>

202442_9 休憩タイムでは、あったかいコーヒーと団子を食べながら今後の事業計画と意見交換を行いました。能登半島地震から3か月た経つというのにいまだ断水やインフラ整備も復興も加速されれていない状況。こうした厳しい現実から私たちは何を教訓にしていくべきなのか。スタッフから、13年前東日本大震災、福島第一原発事故、津波を経験したことを思い出し備えと心構えを意識をもって考え向き合っていくことの大切さが話されました。 原発回帰、再稼働といっているが福島第一原発事故をなんと思っているのか、絶対、福島を風化させない、二度と悲劇を繰り返さないために情報を発信していこうと話されました。。

2024316 <この写真は2024年原発のない福島を!県民大集会で全参加者でアピールしました。3月16日パルセいいざかにて(筆者)>

私たち応援隊、森びと福島県ファンクラブは4・6「原発回帰と気候危機に向き合う生活を考える」オンライン会議に積極的に参加し議論を深めあい共有化を図っていくこと確認しあいました。

202442_10 大変お疲れさまでした。渡部顧問から、旬の新玉ねぎをいただきました。いつもありがとうございます。

 山田事務局からの紹介で応援隊に新たな女性メンバーが入ります。一緒に頑張っていきましょう。

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本日の参加者は渡部顧問、松林代表、小川事務局、山田事務局、岩橋事務局、、道中内スタッフ、松本スタッフ、宮城県ファンクラブ林代表、筆者東城でした。

 森作業、終了後に小川事務局からお手伝いの依頼があった4月20日の桐100本の植樹会場(原町区北新田東畑)の下見視察してきました。(復興のため5年前に原町中央ロータリークラブと東京一ツ橋ロータリークラブとの合同主催)

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5202442<5年前に植樹した桐の苗木は樹高5m以上に生長>

                 (報告者 東城敏男)

2024年2月 5日 (月)

冷たい寒風の中での森作業

 本日(2/5)は2月最初の応援隊作業となりました。気象予報では「南岸低気圧」によって関東はじめ福島県の浜通りは、大雪となる見込みで警戒するようにと報道されました。応援隊スタッフは、雪害対策を兼ねて10時に雫育苗場に集合し打ち合を行ないました。

22525 作業は、雪対策のため苗木の上部に張った防風ネットの取り外しと苗木のチエック・本数の確認、休憩タイムでは、今後の事業計画の取り組みと報告について話し合うこととしました。

202425<雪対策のため「防風ネットの取り外し作業をする道中内スタッフ>
202425_3育苗場の苗木のチエックと本数の確認作業を行ないました。8樹種(シラカシ、シロダモ、ヤマザクラ、アラカシ、ケヤキ、クヌギ、コナラ、シャリンバイ)の総計1200本が寒風に負けず頑張って成長しつつあります。

202425_4 休憩タイムでは、あったかいコーヒーとお菓子を食べながら、岩橋事務局からの今後の事業計画と報告を受けみんなで話し合いました。➀能登半島地震からすでに1か月有余経過、凍てつく寒さの中で今だ断水や停電等で生活もままならず頑張っている人たち。私たちができることは何かと、できれば、直接現地に行ってみたい・・・被災者や犠牲になられた皆さんにお悔みとお見舞いを申し上げますとの話しがされました。東日本大震災の時のことが思い返され恩返しができることを考えていこうとの話しも出されました。➁育苗場には家族やボランティアの人が育てた苗木が1200本(宮城県ファンクラブからいただいた貴重な苗木や地元で育てた幼木もあります)を早めにポットから土に植樹・補植できるように市役所にも働きかけていこうとの意見も出されました。③応援隊の菅野副代表が昨年12月から闘病生活していますので激励を兼ねて色紙を作成、さらに本日、菅野さんと参加者との激励生電話をしました。本人から、元気な声で頑張るよと返答がありホッとしました。一日でも早い回復を願っています。

202425_5202425_6<森びとプロジェクト:清水さんからのお菓子と応援隊:渡部顧問からいただいた葉ダイコンありがとうございました。今日の寒さの一杯のお酒のつまみに味噌葉大根炒めをつくって試食してみてはいかがですか>

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〇本日のブログを作成中、私の住む伊達市でも雪が10センチ以上積もり今なお勢いよく降っています。明日は雪かき作業等もしなければと心配していますが、作業には十分に注意しケガのないようにしていきましょう。

本日の作業者は、渡部顧問、松林代表、山田悦子事務局、岩橋事務局、道中内スタッフ、筆者東城でした。    (報告 東城敏男)

<お知らせ>

  全国の植林ボランティアをはじめ市民のみなさんへ

 〇 第12回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭は6月9日(日)小高区塚原地内12:00

 


2024年1月 9日 (火)

初雪よ!暗い時代を明るく変えて!

 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。Dscn9467

 正月気分を吹き飛ばすような能登地方の大地震。亡くなられた皆さんへのお悔みと、被災された皆さんへお見舞い申し上げます。その翌日の羽田での航空機事故、一部政治権力者の金にまつわる不正疑惑、世界の人々をガッカリさせた「ⅭОP28」の気候変動への排出量主要国の曖昧な対応等々、今年も暗い話題ばかりの人間社会が動き出しました。

 そんな中の足尾町の8日の朝、窓から外を見るとあたり一面が真っ白でした。初雪です!8日は足尾・松木の森びと広場周囲の小屋に飾った正月飾りを外そうと思っていましたので、カメラ片手に出かけました。ダムゲートからみた松木渓谷は雪雲で霞んで見えました。

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 松木渓谷入口にある出会いの場である「みちくさ」周辺は思ったほどの積雪ではなく、2~3㌢の薄化粧でした。それでも銅の精錬過程で排出された滓の堆積場(カラミ)や足尾ジャンダルムを雪が覆い隠し、150年経っても草木が生えない岩肌(足尾ジャンダルム)を際立たせていました。

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 「みちくさ」脇のクスノキが元気に緑の葉を茂らせていました。数年前に樹高2㍍程のクスノキを植え、越冬対策もしてきたのですがその幹は枯れてしまいました。しかし、根は生きていましたので毎年芽をだし、冬には衰弱するという繰り返しをしてきました。今年の様子を見ていると、足尾の寒さに適応しているのかもしれません。日光線鹿沼駅前に生えているクスノキのように、足尾・松木沢渓谷入口のシンボルツリーに生長してほしいものです。

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 栃木県の”県木”であるトチノキも、艶やかな樹液で冬芽を守り厳冬を乗り切っています。北陸の皆さんも大変でしょうが、踏ん張ってください!東北の皆さんが乗り越えてきたように!

                              栃木県ファンクラブ・橋倉喜一

2024年1月 3日 (水)

将来世代のために今やれることをやる

    皆様、新年あけましておめでとうございます。

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(写真は、花嫁街道から見える富士山)

    私たち千葉県ファンクラブは、昨年11月に花嫁街道整備作業を行っている南房総・和田浦の住民の方々と、「地球温暖化防止に向けた(お茶会を)」を開催しました。街中は、コンクリートやアスファルトで固められて、昔のような土の道路がないため、ひとたび大雨が降れば甚大な被害が発生するなど、怯えて生活をしなくてはなりません。一刻も早く化石燃料や原子力に依存しないエネルギーシステムに変えるべきだと考えています。今年も引き続き市民の方々との「お茶会」を行い、将来世代のために何を残すのかを模索し、行動していきます。

    新型コロナウイルスが5類になり、人々の生活が活発になっています。インフルエンザも猛威を振るおうとしていますで、引き続き感染予防をして、お正月をお過ごしください。2024年もどうぞよろしくお願いいたします。

千葉県ファンクラブ  相川 好夫、高梨 厚、武田 芳明

2023年12月17日 (日)

今年最後の年末作業を終え、来年の森づくり誓いあう

20231216_2 12月16日(土)今年最後の年末作業は、南相馬市鎮魂復興市民植樹祭応援隊の声掛けによって森びと福島県、宮城県ファンクラブをはじめ支援者の高野光二県会議員、田中京子市会議員、遠藤さん、植樹祭実行委員会担当の農林整備課の岡田係長の総勢14名が10時雫育苗場にお集まりいただきました。

20231216_3 昨日の寒さも和らぎ絶好の作業日和となりました。岩橋事務局から作業内容について➀倉庫内の片づけ・整理整頓、➁苗木のチェックと草取り、③草刈り機のタンクから混合燃料の抜き取りとメンテナンスを行うことが話されました。

前段に応援隊支援者の高野県議、田中市議からこれまでの応援隊の地道な活動に学び今後も一緒に取り組んでいく熱い力強い挨拶がありました。


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20231216_6<植樹祭実行委員会担当の市役所・農林整備課の岡田係長のあいさつ>

20231216_7<森びと福島県ファンクラブの斎藤事務局からのあいさつ>

20231216_8 苗木のチェックと草取りのアドバイスには、道中内スタッフと森びと宮城県ファンクラブの林代表が田中市議、遠藤さんに丁寧に話をしながら作業を進めていました。(微笑ましい一コマです)

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20231216_10 倉庫内の片づけには時間がかかりそうでしたが人海戦術でテキパキと動き、あっという間ににご覧のように整理整頓ができました。

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<道具等を使用したら元の位置に戻し常に整理整頓をすることの大事さ・意識を各自が備えること>

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草刈り機のメンテナンスについては岩橋事務局と松本スタッフで担当しました。草刈り機は長期間使用しないときは、燃料タンクから混合燃料を完全に抜きとり保管することが話されました。 完全に抜き取ることによってキャブレターの詰まりや腐食を防ぐためであり常にメンテナンスの大切さを学んだ筆者でした。

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みなさんの積極的な取り組みによって今年最後の年末作業は無事終了することができました。今年一年の活動を振り返り、来年もみんなと一緒に楽しく頑張っていきましょうとの松林代表のお礼のあいさつで終了しました。お疲れさまでした。
 20231216_15 第2部の慰労会は渡部顧問宅で行いました。岩橋夫婦の手づくりの豚汁とオードブルやつまみ等がテーブルいっぱいに並びおいしくいただきながら楽しく談話をしました。

 応援隊結成してから再来年(2025年)で10周年を迎えます。2013年からスタートした南相馬市鎮魂復興市民植樹祭は来年で12回目を迎えあと5年は継続していくことが決定されています。私たちは、全国の植林ボランティアみなさんと共に「いのちを守る森の防潮堤づくり」に向けていくことをこの慰労会の中でお互いに誓いあい散会しました。
 渡部顧問宅から車で5分ほどの場所に第7回植樹会場(2019.6・2)、第10回植樹会場(2022.6・5)の2か所の植樹会場がありますのでその後の状況を兼ねて観察・散策してきました。(来年の植樹地は小高区の塚原地区です)

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<第10回植樹会場地での集合写真>

720231216<この写真は第7回植樹地で大きく生長している木々>

20231216_16 村西スタッフは、隣り合っている植樹地を見比べて驚き唖然としていました。4年前に植樹した木は大きく生長しており1年前の植樹地は下草刈りもしていないためか、苗木が草に負けているようでした。苗木を植えたら3年間は下草刈りの大事さを現場を見てわかりましたと話されていました。今後の作業は、育苗から育樹、補植・除草作業にシフトを切り替えていくことの大事さも痛切に感じられた有意義な観察・散策となりました。

 高野県議、田中市議、市役所農林整備課の岡田さん、森びと福島県ファンクラブの斎藤さん、武藤さん、森びと宮城県ファンクラブの林代表、大変お疲れさまでした。、

本日の参加者は、渡部、松林、岩橋、原田、道中内、松本、村西、岩橋恵美さん、遠藤ひとみさん、筆者(東城)でした。 <お知らせ>

 〇2024年1月10日(水) 応援隊新春顔合わせ10時 南相馬市雫育苗場、

 〇2024年1月27日(土) 森びと福島県ファンクラブ新春顔合わせ13時(郡山市内)

                    (報告者 東城敏男)

2023年12月 6日 (水)

仲間とともに、今できることを実践してきた10年

 12月4日、宮城県ファンクラブは仙台市荒浜・名取市閖上の「いのちの森」の観察会を行いました。森びとの運営委員から清水卓副代表にも参加していただきました。観察への出発前にこれまでの活動概要や育樹活動の内容をまとめた資料を使い説明し、その後、現地へ向かいました。

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   「ヒントは日本の寺社の森に 小さな森が猛スピードで生長中!一人の日本人研究者の森づくりに世界が驚いた」(2023,11,3 The New York Times Company)の記事の中にあるように、荒浜・名取の「いのちの森」は宮脇方式での森づくりを実践している小さな森です。土地本来の樹木を混植・密植してから10年が経ち、樹々は猛スピードで生長しています。海岸線に緑豊かな森を蘇えらせ、自然災害から命を守る森の防潮堤に育つことを私たちは願っています。

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1701853708298   今年も補植や除草・下枝払い・クズの蔦処理などの育樹活動を行いました。森作業を通じて、人と自然の結び付きを感じると共に、気候変動の中でも回復力を持ち続ける森へと生長しつつあることを実感しています。

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Dsc01282  2023年は観測史上最も暑い年になり、来年はさらに「暑さに拍車がかかる可能性が高い」と指摘されています。人間活動によって引き起こされる地球温暖化に少しでもブレーキをかけるため、気候危機に対する認識と気候変動対策の必要性の理解を深め、今、できることを仲間達と話し合っていきたいと思います。(宮城県ファンクラブ・林雄一)

 

 

 

 

            

2023年11月12日 (日)

地球温暖化防止に向けた「お茶会」を開催!

11月11日(土)、南相馬市市民活動サポートセンター2階会議室で、森びと福島県ファンクラブと南相馬市鎮魂復興市民植樹祭「応援隊」との合同で「お茶会」を開催しました。今回のテーマは地球温暖化防止とSDGs~地球環境危機下で「いかに生きるか」を考え、学び、行動するために~として参加者との議論を通じて深堀することにしました。

20231111_2進行役には森びと福島県ファンクラブの武藤事務局がおこないました。初めての経験とあってかなり緊張気味でしたがすぐに打ち解けた様子で積極的にお茶会をリードしました。

20231111_3<右:桜井勝延さん、左:飯舘電力株式会社の千葉訓道さん)

お茶会には、提言者として➀持続可能な社会を目指す再エネ事業を展開する飯館電力株式会社の千葉訓道副社長からは飯舘電力の現状と取り組みについて➁南相馬市桜井勝延応援隊顧問、(兼:森びとプロジェクト代表)からは、地産地消の再エネの取り組みと脱原発都市宣言によるまちづくりと展望についての演目でお話をしていただきました。

20231111_4 千葉副社長からは、2011年3・11の東日本大震災、フクシマ原発事故によって多くの尊いいのちが奪われた現実を直視し「震災復興に貢献すること」を決意したことが話されました。原発に頼らない再生エネルギーの推進に向けて取り組んでいることをパワーポイントを活用しわかりやすく説明していただきました。
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<パワーポイントで熱の入った説明をする桜井勝延さん>

引き続き、桜井勝延応援隊顧問からは、南相馬前市長時代を振り返り、フクシマ原発事故時の対応や「脱原発都市宣言」を南相馬市として全国に先駆け国に対してアクションを発信したことなどが話されました。、お二人の話を聞いての共通の認識は、脱炭素社会が希望の社会に見えるがその政策には政府の原発回帰や石炭火力発電の継続が含まれいること。欧州等に比べると日本の地球温暖化防止対策は15年遅れていることも話されました。きちんとしたリーダーがいないこと。実務者がいないことにも起因していることなども話されました。20231111_7

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休憩タイムでは、用意されたお茶やお菓子等をおいしく食べてひと息つけました。参加者からは、質問や意見も出されました。地熱発電は温泉の枯渇や自然環境の破壊につながると思っていたが土湯温泉に設置してあるバイナリー発電は熱交換方式で安心であることを聞いてわかりました。知ったかぶりをしないで疑問やわからないことは聞くことの大事さ。さらに一般的に地球温暖化といわれているが最近、TV放映された気候危機の現状についてビデオに録り繰り返し視聴していますとの報告もありました。原発事故から12年たつが私にとって復興は道半ばといえる。地震は家などの原型が残るが津波は根こそぎ持っていかれなくなってしまう。今だ、家族は見つからない。との悲惨な報告や「あんたの家族がなくなったのは自然災害だからしょうがない」と言われた屈辱的な話もされました。生きているのは現実だから楽しんでいきたいとも話されました。日本では、気候変動はいまだに政治の主要課題になっていない。温暖化防止のためには政治を変えることではないでしょうか。そのためにも自分なりにできることは何かを考えることではないか。短時間でのお茶会でもありましたが、あきらめず意識をもって今後も継続して「お茶会」をしていくことを確認し終了しました。

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提言していただいた飯館電力株式会社の千葉訓道副社長さま、桜井勝延応援隊顧問大変ありがとうありがとうございました。また、森びと宮城県のファンクラブの林代表の参加ありがとうございました。今後もよろしくお願いします。

 参加されたみなさん、大変お疲れさまでした。

             (報告)森びと福島県ファンクラブ代表・東城敏男

2023年11月 9日 (木)

紅葉のすばらしさと木々の生長に感嘆。

 11月9日(木)、今日は筆者加賀が住んでいる、宇都宮市双葉1丁目自治会の方二人が、足尾の紅葉を見ようと訪れてくださいました。前々から大垣自治会長は「加賀ちゃんが活動している足尾に行ってみたいなぁ。案内してくれるか?」と言っていました。私はせっかく来るなら紅葉が綺麗な時季が良いと思い、本日実現したものです。もう一人は、自治会の総務部長の石井さんです。

 「みちくさ」で少し休憩した後、「臼沢の森」を下からの眺め、「民集の杜・北」「民集の杜・東」の順に見学することにしました。時刻は11:00、約1時間をかけて回り、昼食をとり、若干の感想を述べてもらい終了というスケジュールで行うこととしました。Img_0002

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 二人は早速、「ここは良い所だ。思っていたより何倍も素晴らしい。空気が良い。」とうなずきながら携帯カメラであちこちの風景を撮っていました。

 「民集の杜・北」では、木を植える前の写真を見てもらうと現在との違いに驚いていました。「壊すのは簡単だが、ここまで戻すまでには大変なことだ思う。」と感想を述べていました。

Img_0006「民集の杜・北」をゆっくりと回りました。この杜では、多くの木が既に葉を落としており、落ち葉で下がフカフカになっていました。ここで既に1時間が経過していました。その後、今日のメーンである「民集の杜・東」へ向かいました。

 会長は、苔に興味があるようで盛んに苔に触って、「いいなぁ。いいなぁ。」と唸っています。また、モミジのトンネルには「うわぁ、これはすごい!」と感嘆の声をあげていました。ここでもまた、カメラが大活躍でした。「今度、これを来なかった役員に見せてあげよう。」石井さんは絵を描くのが趣味で「今度これを絵にしよう」パチリ、パチリ。Img_0010

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Img_0021 散策を終えると、既に2時間近くになっていました。「みちくさ」に戻り昼食には、橋倉さんが美味しいけんちん汁を振舞ってくれました。橋倉さん有難うございました。

  昼食後に感想をノートに書いていただきました。「今後地域にPRして、今度は皆を連れ来ることにしよう。」と言ってくださり、そして、会員にもなっていただきました。
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Img_0023 今日は、橋倉さんと筆者加賀が案内をしました。(報告:加賀春吾)

2023年11月 2日 (木)

2度目の足尾・松木沢、紅葉を堪能したお二人!

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 今日の足尾は曇り空。足尾の紅葉を写真に撮りたいと、群馬県伊勢崎市からNさんが訪ねて来てくれました。前回は、「日本で一番熱い街」と話題になった頃に、4人で訪ねてくれました。

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 足尾が大好きになってしまったNさん、通い続けて5年で、足尾の人、歴史、動植物を記録し続けてきたそうです。足尾町の友人Tさんと一緒に、今日は「民集の杜・東」をご案内しました。

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 小さな苗木を植えて12年、“モミジ平”は紅葉のピークを迎えています。お二人は「きれいね!きれいね!」を連発しながらシャッターを押したり、木立の中を歩き回っていました。

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11月3日は、中倉山のブナ保護活動の日です。その準備で、済賀、坂口、大津さんらが薪ストーブに火を入れ作業小屋を温めていてくれました。橋倉特製の”具沢山けんちん汁”も好評でした。5人でささやかな交流も出来ました。

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 お二人の感想は、「楽しかった!また来たい!」と口を揃えておっしゃっていました。特にNさんは、5年間の記録写真を本(自費出版)にするそうです。楽しみです。

 そんな足尾大好きなNさんから質問がありました。「私は足尾が大好きだけど、森びとの皆さんは私よりもっと足尾が好きなんだと思った。何故好きになったのか?皆さんから聞いてみたい。」とのことでした。私は少し迷いましたが、皆さんはいかがですか?そんな機会を創って、一度考えることも大切だな!と思った今日でした。

                   栃木県ファンクラブ・橋倉喜一