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2022年12月10日 (土)

いのちを守る循環システムの母体である森の生長を観察

 12月8日、宮城県ファンクラブは、仙台市荒浜と名取市閖上の「いのちの森」の観察会を行いました。事前に作成した、活動概要や育樹活動の内容をまとめた資料を使い、説明してから現地に向かいました。

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 荒浜の森は、木々が4~5メートルくらいの高さに生長し、落葉樹の落葉がびっしり地面を覆いつくし、ヒサカキ・マサキ・シャリンバイが実を付けていました。初めて参加した仲間は、「9年たつとこんなに大きくなるんだ」と驚いた様子でした。

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 名取の森は、今年ヤブツバキ・シロダモ・ユズリハ・シラカシ・アカガシの常緑樹を中心に、143本の補植と除草・下枝払いの育樹作業を3回行ってきました。森作業を通じて、命を守る循環システムの母体は森であることや、地球温暖化によって、生きものの命が脅かされている危機的な状況にあることを共有してきました。

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 先月エジプトで開催された気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27)では、気候変動の被害を受ける島しょ国や途上国の「損失と被害」に対して先進国などが出資する基金を設立することが合意されましたが、温暖化の原因でもある「化石燃料削減」については議論が進展しなかったようです。世界のリーダーの姿勢に落胆しましたが、海面上昇は太平洋沿岸近くに住む私たちにとっても暮らしを脅かす大きな問題でもあります。

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 宮城県内でも豪雨により河川が氾濫したり土砂崩壊によって多くの方々が被災された2022年でした。来年以降も豪雨災害におびえる生活をしなければならないのかと不安になります。いのちを守るためにどのような備えが必要か、宮城県ファンクラブは防潮林の育樹活動と共に、市民の皆さんと気候危機下の生活を考えていく2023年にしていきたいと思います。

(宮城県FC 林 雄一)

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コメント

2枚目の写真は何の木ですか?
全て枯れてしまっているのですか?

2022年の質問に対し今まで何も回答されていません。
誰も気付いてないのでしょうか?
私の意見は表示しなくて良いです。
せっかく頂いた貴重なコメントです。
遅きに失しようとも、どうか何かしらの回答お願い致します。

回答が遅くなり申し訳ありません。
写真からするとカシワかと思われます。カシワは海岸林としてもよく見られ、冬は枯れていても枝に残ることも多いそうです。ですのでこの写真は枯れているわけではなく、冬の時期なので、ということになるかと思います。

弘永さんご指摘ありがとうございます。

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