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2021年12月 6日 (月)

臼沢の森をさらに生態系豊かな森に育てたい

 臼沢の森を眺めていると、クマが岩の上で休み、イノシシの親子が土の中のミミズを探し、落ち葉の下ではササラダニなど土壌動物たちが落ち葉を食べ土づくりに精を出している様子が目に浮かんできます。

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 生態系が豊かになってきたと感じる足尾の臼沢の森で、気になるところがあります。最初(2005年)に植樹した臼沢斜面の森内には、現在、草や芝類を殆んど見る事が出来ませんが、木々はしっかり根を張り土砂流失や落石を防ぎ生長しています。

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  この場所も植樹(補植)をする前は、芝草(ケンタッキーブルーグラスやウィーピングラブグラス)は生えていました。しかし現在は生えていません。他の斜面や緩斜面には、ヘリコプターによる航空実播工などで散布された芝草が所狭しと生えています。

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 足尾から群馬県方面に向かい、幾つかの山を越えた所にある山が吾妻山で、私が子供頃に住んでいた地域の裏山になります。その里山は、コナラ、クヌギ、ヤマザクラ、エノキ、クリなどで形成されており、薪や炭、茸菌を植え付ける原木として重宝されていました。林床は山芝や腐葉土が豊富で、毎年落ち葉刈りがされても、土壌がむき出しになることはありませんでした。

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 この山では、春は山菜、秋は茸、冬は自然薯と美味しい清水を享受することが出来ました。その里山を振り返ってみると、根の部分は豊かな落ち葉と柔らかい草で覆われており、足尾の臼沢の森の林床とは大きく異なっています。

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 森びとプロジェクトの「生態系調査チーム」に提案し、山芝を植えて林床の変化を観察していきたいと考えています。主木を中心とした三役五役の木々、それらを支える林床の「森」を元気にして、臼沢の森を更に生態系豊かな森へと育てていきたいと思います。(東京FC:松井富夫)

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