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2023年10月30日 (月)

北海道・佐呂間町長、足尾・松木沢を訪れる!

 10月29日、北海道佐呂間町長の武田温友(はるとも)さんが、旧松木村を訪ねてくれました。佐呂間町は、足尾鉱毒事件で故郷を追われた旧谷中村(今は渡良瀬遊水地)の人々が強制疎開させられたところです。厳しい生活環境の中で原野の開拓生活を耐え抜いた人々が、その地を「栃木」と命名し、故郷を想いながら暮らしたところです。

Dscn9303その武田さんが、足尾銅山の煙害などで村に住めなくなってしまった旧松木村をこの目で見てみたいと、東京出張の合間に松木村跡地を訪れました。その案内は、小口一郎(版画家)研究会代表の篠崎清次さんと栃木県ファンクラブ(橋倉)が行いました。私は、松木沢の森びとの看板前で臼沢の森づくりの話しをしました。その様子が本日の下野新聞(下の写真)で紹介されました。20231030 Dscn9304

 その後、「みちくさ」に移動し、お茶を飲みながら交流をしました。その場には、毎日新聞社、下野新聞社、赤旗新聞の記者3人も同席してくれました。武田町長は、「二つの栃木」を掲げて今後も交流を続けたい。また、「人権をないがしろにした経済活動の優先は絶対してはいけない」ことを力説していました。話を聞きながら私の頭に浮かんだのは、神宮外苑の樹木伐採のことでした。

 同席者からは、臼沢の森と中倉山北斜面の対比で森づくりの大切さを感じたこと。また、ブナ保護活動について話題になりました。私は、村を追い出された松木村人の悲しみや怒りを宿した「孤高のブナ」とその子孫である「希望のブナ」の紹介、今後の保護活動をアピールしておきました。

Dscn93061時間ちょっとの時間でしたが、今後の生活の有り様を考えさせられた有意義な時間を過ごせました。

Dscn9316_2

 今日(10/30)の足尾松木村跡地の「民集の杜(東)」内の”もみじ平”(上の写真)は秋の装いを着々と進めています。是非、お訪ねください。ご案内します。(森びと栃木県ファンクラブ・橋倉喜一)



 

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コメント

10月29日は、思いがけず貴重なお話をうかがうことができ、ありがとうございました。歴史がよみがえりました。宮脇昭さんのことです。
論争があるかと思いますが、橋倉さんのお話を聞き、50年前のことがよみがえりました。「潜在自然植生」、「混植・密植植樹」の提唱。宮脇さんの『植物と人間』(NHKブックス、1970年)を思い出しました。
某大学林学科系の人たちの植樹思想との対比にも、考えさせられました。あらためて勉強してみようかと、思いました。
今度また、「みちくさ」を訪ねさせてください。そしてお話しを聞かせてください。ありがとうございました。

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