2024年10月27日 (日)

小春日和の中、総勢100名で除草・補植活動を行いました

 10月26日、小春日和の中、南相馬市鎮魂復興市民植樹祭実行員会主催の除草・補植作業を小高区塚原地内で行いました。年4回の実行委員会主催の企画ですが、今年は猛暑を避ける観点から10月に集中し午前と午後の部に分けて行うことを決め進めてきました。前回(10/12)に引き続き、今回は小高区塚原地内の第7回・第10回・第12回植樹会場の除草・補植作業となりました。

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 会場には、市役所の職員をはじめ広報誌のボランティア募集を見て参加された高校生や市民ボランティアの皆さんが続々と集まりました。開会式では実行委員会の農林水産部・廣田次長のあいさつ、応援隊の松林代表からのあいさつを受けました。午前の部(8:30~10:30)には70名、午後の部(13:00~15:30)には30名のボランティアで総勢100名で作業を行ないました。

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<参加された原町高校生と宮城県ファンクラブの林代表も参加しました>

 作業にあたっての注意事項では、無理せず、怪我せず、脱水症状を起こさないようにこまめな水分補給と休憩を取りながら作業をしていただきたいとの話しがなされ除草作業に移りました。

Img_0963720241026_2  第7回植樹会場は、今から5年前に植樹した場所。木々も大きく森へ生長していました。除草作業は、隣の2年前に植樹した第10回植樹会場を行うことにしました。かなり、セイタカアワダチソウが一面に繁茂しておりカヤ、蔓等も伸び放題で参加者も悪戦苦闘しながら作業をしていました。
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20241026_10<刈払機で草刈りに専念する応援隊スタッフ>

20241026_11<除草する前の植樹地もボランティアの行動で除草でき苗木に新風を吹き込みました>

20241026_12 応援隊スタッフは、森びと宮城県ファンクラブの林代表が用意してくれた5樹種(シラカシ、アカガシ、シロダモ、ヤマザクラ、エノキ)100本を、ボランティアの参加者にも一緒になって丁寧に説明し補植してきました。20241026_13

 「初めて参加した高校生は、5年前の植樹した苗木、2年前、今年の植樹地を比較し全体を観ることができました。植樹しても3年間は下草刈りの大切さを学ぶことができ楽しかった」「セイタカアワダチソウには手を焼き悪戦苦闘し疲れてしまった」「来年の植樹祭には参加してみたい」「木を植えることの大切さ」などの感想が出され無事、怪我もなく終了しました。年内の除草作業は終わりましたが、応援隊は、市役所との連携をしながら12植樹会場の植樹地の調査・点検等を行い今後も育樹・補植・除草作業に力を入れていくことをお互いに誓いあい、片付けし散会としました。

 <参考:これまでの南相馬市鎮魂復興市民植樹祭の経過・内容>

20241026_14今回、協力していただきました市民ボランティアの皆さん、大変お疲れさまでした。

 応援隊の参加者は、渡部さん、松林さん、岩橋恵美さん、筆者(東城)、宮城県ファンクラブの林さんでした。

                        (報告 東城敏男)

                    

2024年10月13日 (日)

秋晴れの中、快い汗を流しながら第11回植樹会場の除草作業を行なう!!

 10月12日(土)、午前の部、午後の部の2回に分けて南相馬市鎮魂復興市民植樹祭実行委員会主催の除草・補植作業が開催されました。

 参加者は午前の部約70名、午後の部約30名、市役所の方々や市民ボランティアの皆さんで約100名が参加し実施されました。今回の除草作業の場所は、原町区北泉地内の令和5年に開催された第11回植樹会場でした。応援隊からは5名と宮城県ファンクラブから林代表が参加しました。

 今日は気温24、朝から秋晴れですがすがしい一日でしたが、参加者の方々は「快い汗をかいた」と言っていました。

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 開会式では、まず最初に、南相馬市鎮魂復興市民植樹祭実行委員会の農林水産部・廣田次長からあいさつをいただきました。続いて応援隊松林代表から、怪我やハチに注意するようにとあいさつがあり、担当者から除草作業の注意点が述べられ、除草・補植作業に移りました。

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 途中休憩を取りながら午前の部約2時間、カヤやセイダカアワダチソウの除草と補植を行ないました。午後の部は、午前の部の残りの除草を行ない、シラカシなど5樹種、160本の補植を行ないました。

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 除草作業に参加された方々に感想をお聞きしました。「初めて除草作業に参加した。苗木を育てるには除草が必要だと感じた」「秋晴れの中、除草作業して気持ち良かった」「初めての除草作業に参加し、充実感と達成感を感じた」などの感想が出されました。今年度1回目、2回目の除草作業は怪我もなく無事に終了しました。

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 実行委員会から、令和7年度第13回植樹会場は今回除草した第11回会場の南側を予定し、開催期日については、次回の実行委員会で決定するとのことでした。

 次回は、10月26日(土)8時30分から小高区塚原地内第12回会場を予定しています。友人・知人をお誘いいただき、是非ご参加ください。

 今回の除草作業に多くの方々の参加を頂きありがとうございました。心より感謝いたします。  (筆者は応援隊事務局 岩橋 孝)

2024年9月12日 (木)

残暑厳しい中での森作業

 本日(9/12)応援隊スタッフは、時間を早め9時30分に育苗場に集合しました。じりじりと日差しが強くなる中でテントの設営を行いました。すでに、育苗場は30℃を超す真夏日。早速、冷たい麦茶を飲みながらの打ち合わせを行いました。

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 8月は猛暑日が続いていたため、育樹・育苗活動は「延期・中止」を事務局で判断しました。水撒き作業・苗木の点検等については、予報を見ながら岩橋事務局を中心に行ってきたことが報告されました。

2024912_3<育苗場周辺は草や蔓等が伸び放題・・・・>

 2か月ぶりの作業のため育苗場周辺は、驚くほど草がうっそうとしておりました。しかし、苗木は厳しい暑さにも負けず元気に生長しておりました。本日は、草刈り作業と苗木の点検・草取り、水撒きを分担し行いました。

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2024912_5<猛暑の中、草刈り作業の松林代表・・育苗場の出入り口もご覧の通りきれいになりました>

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2024912_9<厳しい暑さにも負けず元気に苗木は生長>

 大汗をかきながらの作業。お互いに熱中症に気をつけるためこまめな水分補給と休憩を取りながら進めていきました。昨日(9/11)南相馬市周辺は、雷を伴う雨が降ったそうだがポット内の水はあまり見受けられませんでしたので、たっぷり水撒きを行ってきました。

2024912_10 休憩タイムの打ち合わせでは、実行委員会主催の4回の育樹活動について話されました。これまでコロナ禍の影響で中止を余儀なくされましたが今回は猛暑を避ける観点から10月12日(土曜日)10月26日(土曜日)の2日間で午前8:30~10:30、午後13:00~15:00に分けて計4回開催の予定。応援隊は、育苗場の苗木を選定し補植していくことも話し合ってきました。

 秋の気配を感じつつ、まだまだ真夏日が続いています。自分のいのちを守り、苗木の生長にも気を配りながら改めて森作業を行なっていくことをお互いに誓いながら終了しました。

2024912_11 森びと宮城県ファンクラブ林代表から、自宅でとれた夏野菜をいっぱいいただきました。渡部顧問からは、夏バテ防止にとニンニク漬け、梅干しもいただきました。いつもありがとうございます。

 本日の参加者は、渡部顧問、松林代表、山田事務局、岩橋事務局、道中内スタッフ、森びと宮城県FC林代表、筆者(東城)でした。暑い中、大変お疲れさまでした。
                       (報告: 東城敏男)

2024年9月 9日 (月)

秋の気配を感じながら、育樹活動を行いました

    昨日(8日)宮城県ファンクラブは、名取「いのちの森」で育樹作業を行いました。Dsc01323

    現地の気温23.6度・湿度は午前中少し雨が降ったためか86.6%と若干高めですが、ヤマグリの実が色づきはじめ、秋の気配が感じられます。

Dsc01325    周りは草が勢いよく伸びていましたが、森の中は生長した木々の日陰になり、それほど草は伸びていませんでした。

Dsc01324    作業は、仮払い機による草刈り、森の中に侵入したクズの蔓の刈り取り、ヤブツバキ・シロダモ・アカガシ・シラカシ・アオキ30本の補植、下枝払いを行いました。

Dsc01326_2    今年の夏も、気候変動(=地球温暖化)の問題が深刻化しつつあることが感じられました。化石燃料の消費による二酸化炭素の排出を抑制することが重要で、そのため再生可能エネルギーを増やしていくことが必要ですが、脱炭素社会の実現に向けて、あまり進んでいない状況です。人間活動によって、生物多様性が失われ生態系に影響を及ぼし、生きものの命が脅かされる危機的な状況にある今、森づくりを通じて、問題意識を仲間達と共有し、できることを話し合っています。

(報告:宮城県ファンクラブ・林雄一)

2024年7月25日 (木)

新たな森ともが参加してくれました

    昨日(24日)、夏休みに入った子供たちが、昨年に引き続き、苗分け・ポット苗づくりの手伝いに来てくれました。昨年作ったポット苗が気になっていた様子だったので、早速案内し、アカガシ・ヤマザクラのポット苗の生長を確かめてもらいました。もう少し生長したら、「いのちの森」に子供たちと一緒に植えていこうと考えています。

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    今年はさらに一人加わりました。ポットに土を入れ、根元に付いているドングリが取れないように、一本一本ていねいに植え付けるポット苗づくりは、直接土や苗木に触れることで、ふだん体験することができないことを体感できます。

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Dsc01316_2    子供たちが未来を生きる地球が、人間活動によって、生きものの命が脅かされる危機的な状況にある今、子供たちと共に一本でも多くの木を植えていきます。(宮城県ファンクラブ・林雄一)

2024年5月26日 (日)

仲間と汗をかき、森に寄り添う生活を語り合う

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2024年4月10日 (水)

桜を見ることが出来なかったが、沢山のことを感じた花見の会!

  タイトルに書いた感想を述べてくれたのは、初参加の藤田さんからでした。私たちは、昨年に引き続き足尾住民の皆さんに声をかけ、「花見の会」を行いました。快晴の松木沢は、透き通った空気に覆われていて、それだけで心が弾みます。

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 しかし残念ながら「みちくさ」前の枝垂桜は、赤くなった蕾を見せながらも一輪も開花はしていませんでした。一同少しガッカリしましたが、それを吹き飛ばすご馳走の差し入れに、笑顔がはじけます。

Dscn9582 ちらし寿司、稲荷ずし、煮物、お新香、ドリンク、お菓子などを去年も参加した高橋、石原、済賀の皆さんから。そして初参加の藤田さんからは、天然素材、無農薬栽培の野菜を使ったサツマイモの羊羹、あんころ餅、等々、食生活のあり方を考えさせられた料理も並びました。Dscn9584 美味しい料理を食べながら、話に花が咲きました。食生活の事、家族の事、仕事のこと、途中部屋から外に出て森づくりのことなど、あっという間の3時間半でした。人と語り合うことの楽しさを実感しました。

Dscn9588 お別れした後、初参加の藤田さんに感想を聞いてみました。一番興味を持ったのが「ブナ保護」の活動だったこと、それから、旧松木村の皆さんが煙害によって、村を出ざるを得なくなってしまったことが胸を締め付けられた、ことなどを話してくれました。

 第2回目の「お花見会」は5人の参加でしたが、当初は10人の予定でした。病気入院、足腰の痛みなどで参加できませんでした。それでも今日の参加者は、みんなとても楽しそうでした。「来年もまたやりましょう!」と言いながら帰途につきました。

 「松木郷」に行ってみたいと思ったら、森びとに声をかけてください。いつでも最大限ご案内致します。

                    森びとサポーター・橋倉喜一

2024年4月 3日 (水)

穏やかな陽射しの中での環境・森づくり

 さくらの花もようやく咲きほころびはじめ、なんとなく気持ちも穏やかになってきたのもつかの間、早朝の地震(4:24)の揺れで目が覚めた筆者。本日(4/2)は、応援隊の作業日のため安全運転に心がけ南相馬市の育苗場に向かいました。目の手術から一か月経過し久々の森作業とあって応援隊のスタッフと会えることの喜びと苗木の生長ぶりを見る楽しみという気持ちが以前よりふくらみワクワクしていました。(笑)

Photo 早速、岩橋事務局から、本日の作業内容が話されました。ポット内の草取り、発電機を利用したホースの切断と廃棄処分・整理、育苗場の周りの防寒ネット外しとチェック、水撒き作業、強風によって倒壊された簡易物置小屋の後片付けをすることにしました。202442_2

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202442_6<強風によって倒壊した簡易物置小屋の後片付け作業>

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202442_8<丁寧に水撒き作業をする小川スタッフ・・かなり乾燥していたため時間をかけて行いました>

202442_9 休憩タイムでは、あったかいコーヒーと団子を食べながら今後の事業計画と意見交換を行いました。能登半島地震から3か月た経つというのにいまだ断水やインフラ整備も復興も加速されれていない状況。こうした厳しい現実から私たちは何を教訓にしていくべきなのか。スタッフから、13年前東日本大震災、福島第一原発事故、津波を経験したことを思い出し備えと心構えを意識をもって考え向き合っていくことの大切さが話されました。 原発回帰、再稼働といっているが福島第一原発事故をなんと思っているのか、絶対、福島を風化させない、二度と悲劇を繰り返さないために情報を発信していこうと話されました。。

2024316 <この写真は2024年原発のない福島を!県民大集会で全参加者でアピールしました。3月16日パルセいいざかにて(筆者)>

私たち応援隊、森びと福島県ファンクラブは4・6「原発回帰と気候危機に向き合う生活を考える」オンライン会議に積極的に参加し議論を深めあい共有化を図っていくこと確認しあいました。

202442_10 大変お疲れさまでした。渡部顧問から、旬の新玉ねぎをいただきました。いつもありがとうございます。

 山田事務局からの紹介で応援隊に新たな女性メンバーが入ります。一緒に頑張っていきましょう。

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本日の参加者は渡部顧問、松林代表、小川事務局、山田事務局、岩橋事務局、、道中内スタッフ、松本スタッフ、宮城県ファンクラブ林代表、筆者東城でした。

 森作業、終了後に小川事務局からお手伝いの依頼があった4月20日の桐100本の植樹会場(原町区北新田東畑)の下見視察してきました。(復興のため5年前に原町中央ロータリークラブと東京一ツ橋ロータリークラブとの合同主催)

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5202442<5年前に植樹した桐の苗木は樹高5m以上に生長>

                 (報告者 東城敏男)

2024年2月 5日 (月)

冷たい寒風の中での森作業

 本日(2/5)は2月最初の応援隊作業となりました。気象予報では「南岸低気圧」によって関東はじめ福島県の浜通りは、大雪となる見込みで警戒するようにと報道されました。応援隊スタッフは、雪害対策を兼ねて10時に雫育苗場に集合し打ち合を行ないました。

22525 作業は、雪対策のため苗木の上部に張った防風ネットの取り外しと苗木のチエック・本数の確認、休憩タイムでは、今後の事業計画の取り組みと報告について話し合うこととしました。

202425<雪対策のため「防風ネットの取り外し作業をする道中内スタッフ>
202425_3育苗場の苗木のチエックと本数の確認作業を行ないました。8樹種(シラカシ、シロダモ、ヤマザクラ、アラカシ、ケヤキ、クヌギ、コナラ、シャリンバイ)の総計1200本が寒風に負けず頑張って成長しつつあります。

202425_4 休憩タイムでは、あったかいコーヒーとお菓子を食べながら、岩橋事務局からの今後の事業計画と報告を受けみんなで話し合いました。➀能登半島地震からすでに1か月有余経過、凍てつく寒さの中で今だ断水や停電等で生活もままならず頑張っている人たち。私たちができることは何かと、できれば、直接現地に行ってみたい・・・被災者や犠牲になられた皆さんにお悔みとお見舞いを申し上げますとの話しがされました。東日本大震災の時のことが思い返され恩返しができることを考えていこうとの話しも出されました。➁育苗場には家族やボランティアの人が育てた苗木が1200本(宮城県ファンクラブからいただいた貴重な苗木や地元で育てた幼木もあります)を早めにポットから土に植樹・補植できるように市役所にも働きかけていこうとの意見も出されました。③応援隊の菅野副代表が昨年12月から闘病生活していますので激励を兼ねて色紙を作成、さらに本日、菅野さんと参加者との激励生電話をしました。本人から、元気な声で頑張るよと返答がありホッとしました。一日でも早い回復を願っています。

202425_5202425_6<森びとプロジェクト:清水さんからのお菓子と応援隊:渡部顧問からいただいた葉ダイコンありがとうございました。今日の寒さの一杯のお酒のつまみに味噌葉大根炒めをつくって試食してみてはいかがですか>

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〇本日のブログを作成中、私の住む伊達市でも雪が10センチ以上積もり今なお勢いよく降っています。明日は雪かき作業等もしなければと心配していますが、作業には十分に注意しケガのないようにしていきましょう。

本日の作業者は、渡部顧問、松林代表、山田悦子事務局、岩橋事務局、道中内スタッフ、筆者東城でした。    (報告 東城敏男)

<お知らせ>

  全国の植林ボランティアをはじめ市民のみなさんへ

 〇 第12回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭は6月9日(日)小高区塚原地内12:00

 


2024年1月 9日 (火)

初雪よ!暗い時代を明るく変えて!

 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。Dscn9467

 正月気分を吹き飛ばすような能登地方の大地震。亡くなられた皆さんへのお悔みと、被災された皆さんへお見舞い申し上げます。その翌日の羽田での航空機事故、一部政治権力者の金にまつわる不正疑惑、世界の人々をガッカリさせた「ⅭОP28」の気候変動への排出量主要国の曖昧な対応等々、今年も暗い話題ばかりの人間社会が動き出しました。

 そんな中の足尾町の8日の朝、窓から外を見るとあたり一面が真っ白でした。初雪です!8日は足尾・松木の森びと広場周囲の小屋に飾った正月飾りを外そうと思っていましたので、カメラ片手に出かけました。ダムゲートからみた松木渓谷は雪雲で霞んで見えました。

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 松木渓谷入口にある出会いの場である「みちくさ」周辺は思ったほどの積雪ではなく、2~3㌢の薄化粧でした。それでも銅の精錬過程で排出された滓の堆積場(カラミ)や足尾ジャンダルムを雪が覆い隠し、150年経っても草木が生えない岩肌(足尾ジャンダルム)を際立たせていました。

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 「みちくさ」脇のクスノキが元気に緑の葉を茂らせていました。数年前に樹高2㍍程のクスノキを植え、越冬対策もしてきたのですがその幹は枯れてしまいました。しかし、根は生きていましたので毎年芽をだし、冬には衰弱するという繰り返しをしてきました。今年の様子を見ていると、足尾の寒さに適応しているのかもしれません。日光線鹿沼駅前に生えているクスノキのように、足尾・松木沢渓谷入口のシンボルツリーに生長してほしいものです。

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 栃木県の”県木”であるトチノキも、艶やかな樹液で冬芽を守り厳冬を乗り切っています。北陸の皆さんも大変でしょうが、踏ん張ってください!東北の皆さんが乗り越えてきたように!

                              栃木県ファンクラブ・橋倉喜一