近年の大雨で流された土砂や流木の警告は“暮らしの見直し”?
7月22日(土)に実施した「夏の感謝デー」では美味しい群馬県産小麦で作った冷麦を冷汁で食べた。勿論、冷汁の食材は旬の地産地消、キュウリとミョウガは子供の頃に食べた味だった。暑い日の草刈後であったので、冷たいゴマ汁は旬の味を倍加させたのかもしれない。
食後の交流会で筆者が話しをしたことは、「九州地方、秋田県を襲った大雨がこの地に降ったならば松木川両岸の土砂も流されてしまうのではないか!」ということだった。
足尾松木村が廃村に追い込まれたのは1902年。100年以上の天然更新と61年前からの本格的な治山緑化事業で岩肌に土が堆積して、やっと草木が茂ってきたこの松木川両岸の草木の力では24時間に100㍉もの雨の勢いには耐えきれないのではないか。
さらに、松木川の砂防ダムには土砂が堆積し、流される土砂をくい止める余力がない気がしている。足尾銅山精錬所手前に造った三川ダムも同様だ。堆積した土砂の下の方には重金属が含まれている土砂も残っているかもしれない。
こんな心配は無用かもしれないが、河川やダムを管理している国交省に訊いてみることにした。と同時に、誰もが実感している近年の大雨の猛威には、“待ったなし!”で向き合っていかなければならない。被害を防止する策は勿論、大雨など想定外の異常気象にブレーキをかけていく暮らしを見直さなければならない。
これ以上地球を温めない暮らし方をできるところからスタートすることだ。オーストラリアやアメリカ等の国々から輸入する小麦でつくる冷麦やパン等ではなく、地産地消の食を1億人の国民が暮らしに取り入れるだけで、温室効果ガス排出にブレーキがかかる。
さらに、企業や行政が食の地産地消を積極的に推進していくとその効果はさらに期できる。大雨で流された流木や草木はこんなことを私たちに警告しているようだ。
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