今、未来を見据えた私たちの生き方が問われている
世界中で猛威をふるう新型コロナウイルスの感染拡大によって、日本でも「不要不急」の外出が浸透されてきました。そのような中、人間や経済活動が制限された影響で、地球温暖化の原因となる大気中のCO2濃度の増加ペースが急減したことが分かったそうです。 ローマ教皇フランシスコは、「今回のパンデミック(世界的大流行)は、人類が地球を粗末に扱ったことに自然が反応した一例だ」「神は常に(人の過ちを)お許し下さるが、自然は決して許さない」と語っています。
また、イギリスの霊長類学者・グドールさんは「世界中で行われている前例のないロックダウン(都市封鎖)という対応によって、より多くの人が目を覚まし、ひいては、どうすれば自分たちの生き方を変えられるのかということを考えるようになればと思う。(中略)何を食べるか、その食べ物はどこから来たのか、その食べ物は動物を虐待して得られたものか、集約農業によって作られたものか、子どもの奴隷労働で作られたから安いのか、生産過程において環境に悪影響を及ぼしたか、どこから何マイル移動してきたのか、車ではなく、徒歩で移動できないか...(中略)私たちが生活の中でできることは、一人一人少しずつ異なるが、私たちは皆が変化を起こすことができる」と語っています。 私たち森びとが訴えてきている地球温暖化にブレーキをかけるため、自然との共生、地産地消の推奨、環境に負荷をかけない移動手段の選択、石炭火力発電による大気汚染物質排出制限などを新型コロナウイルスが収束しても実行・継続していくことが必要です。
最近ふと考えると、行動範囲が家と会社と森びと事務所しかありませんでした。GWは強制的に自分の時間を作って、人混みを避け、太陽を浴びに外に出ます。ストレスを溜めないために森の中に飛び込んで五感を味わうのもリフレッシュするには良いと思うので、今から楽しみです。
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