子や孫にツケを押し付けないようできることをやろう
今月9日、国連の気候変動に関する政府間パネルIPCCが発表した「第6次評価報告書」では、「人間の影響が大気、海洋及び陸域を温暖化させてきたことには疑う余地はない。大気、海洋、雪氷圏及び生物圏において、広範囲かつ急速な変化が現れている」と断定しました。
今月に入って九州、中国地方を中心に豪雨が発生し、山間部では土砂崩れの被害が多数起きていますが、2014年の広島や2018年の西日本など、ほぼ毎年起きています。もはや想定外の異常気象が日常化していると捉えなくてはなりません。 皮肉なことに、人間が自ら作り出した地球温暖化によって、命にかかわる異常気象が日常化し、私たちの生活が脅かされています。
昨年、菅首相は2050年カーボンニュートラル宣言を発表し、2030年の削減目標を2013年度比で46%、そして50%の高みに向けて挑戦すると発表しました。しかし、そこには化石燃料依存、原発依存のエネルギーミックスを掲げています。私たちは、最も二酸化炭素を排出している化石燃料、そして危険な原発を止め、自然エネルギーへと転換していかなければならないと考えています。あわせて、植林による気候変動対策を国民運動として活用していくことも同時並行し行動しなければ、この気候危機を乗り越えることはできません。気温上昇を1.5度に抑えるためには、二酸化炭素の排出許容量は約4,000億トンだと推定されています。現在のペースでの排出が続けば、あと10年程で使い切ってしまう量であり、地球は悲鳴をあげています。もはや残された時間はなく、対岸の火事ではいられません。
環境に負荷をかけない大量生産・消費型の経済システムからの転換の第一歩をできることから始めませんか。私たちは栃木県日光市足尾の荒廃地に木を植え、森を育てる「里親植樹」を行っています。http://www.moribito.info/fosterplanting.html
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