地球温暖化防止に向けた「お茶会」を開催!
11月11日(土)、南相馬市市民活動サポートセンター2階会議室で、森びと福島県ファンクラブと南相馬市鎮魂復興市民植樹祭「応援隊」との合同で「お茶会」を開催しました。今回のテーマは地球温暖化防止とSDGs~地球環境危機下で「いかに生きるか」を考え、学び、行動するために~として参加者との議論を通じて深堀することにしました。
進行役には森びと福島県ファンクラブの武藤事務局がおこないました。初めての経験とあってかなり緊張気味でしたがすぐに打ち解けた様子で積極的にお茶会をリードしました。
お茶会には、提言者として➀持続可能な社会を目指す再エネ事業を展開する飯館電力株式会社の千葉訓道副社長からは飯舘電力の現状と取り組みについて➁南相馬市桜井勝延応援隊顧問、(兼:森びとプロジェクト代表)からは、地産地消の再エネの取り組みと脱原発都市宣言によるまちづくりと展望についての演目でお話をしていただきました。
千葉副社長からは、2011年3・11の東日本大震災、フクシマ原発事故によって多くの尊いいのちが奪われた現実を直視し「震災復興に貢献すること」を決意したことが話されました。原発に頼らない再生エネルギーの推進に向けて取り組んでいることをパワーポイントを活用しわかりやすく説明していただきました。
<パワーポイントで熱の入った説明をする桜井勝延さん>
引き続き、桜井勝延応援隊顧問からは、南相馬前市長時代を振り返り、フクシマ原発事故時の対応や「脱原発都市宣言」を南相馬市として全国に先駆け国に対してアクションを発信したことなどが話されました。、お二人の話を聞いての共通の認識は、脱炭素社会が希望の社会に見えるがその政策には政府の原発回帰や石炭火力発電の継続が含まれいること。欧州等に比べると日本の地球温暖化防止対策は15年遅れていることも話されました。きちんとしたリーダーがいないこと。実務者がいないことにも起因していることなども話されました。
休憩タイムでは、用意されたお茶やお菓子等をおいしく食べてひと息つけました。参加者からは、質問や意見も出されました。地熱発電は温泉の枯渇や自然環境の破壊につながると思っていたが土湯温泉に設置してあるバイナリー発電は熱交換方式で安心であることを聞いてわかりました。知ったかぶりをしないで疑問やわからないことは聞くことの大事さ。さらに一般的に地球温暖化といわれているが最近、TV放映された気候危機の現状についてビデオに録り繰り返し視聴していますとの報告もありました。原発事故から12年たつが私にとって復興は道半ばといえる。地震は家などの原型が残るが津波は根こそぎ持っていかれなくなってしまう。今だ、家族は見つからない。との悲惨な報告や「あんたの家族がなくなったのは自然災害だからしょうがない」と言われた屈辱的な話もされました。生きているのは現実だから楽しんでいきたいとも話されました。日本では、気候変動はいまだに政治の主要課題になっていない。温暖化防止のためには政治を変えることではないでしょうか。そのためにも自分なりにできることは何かを考えることではないか。短時間でのお茶会でもありましたが、あきらめず意識をもって今後も継続して「お茶会」をしていくことを確認し終了しました。
提言していただいた飯館電力株式会社の千葉訓道副社長さま、桜井勝延応援隊顧問大変ありがとうありがとうございました。また、森びと宮城県のファンクラブの林代表の参加ありがとうございました。今後もよろしくお願いします。
参加されたみなさん、大変お疲れさまでした。
(報告)森びと福島県ファンクラブ代表・東城敏男
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