« 2023年10月 | メイン | 2023年12月 »

2023年11月

2023年11月12日 (日)

地球温暖化防止に向けた「お茶会」を開催!

11月11日(土)、南相馬市市民活動サポートセンター2階会議室で、森びと福島県ファンクラブと南相馬市鎮魂復興市民植樹祭「応援隊」との合同で「お茶会」を開催しました。今回のテーマは地球温暖化防止とSDGs~地球環境危機下で「いかに生きるか」を考え、学び、行動するために~として参加者との議論を通じて深堀することにしました。

20231111_2進行役には森びと福島県ファンクラブの武藤事務局がおこないました。初めての経験とあってかなり緊張気味でしたがすぐに打ち解けた様子で積極的にお茶会をリードしました。

20231111_3<右:桜井勝延さん、左:飯舘電力株式会社の千葉訓道さん)

お茶会には、提言者として➀持続可能な社会を目指す再エネ事業を展開する飯館電力株式会社の千葉訓道副社長からは飯舘電力の現状と取り組みについて➁南相馬市桜井勝延応援隊顧問、(兼:森びとプロジェクト代表)からは、地産地消の再エネの取り組みと脱原発都市宣言によるまちづくりと展望についての演目でお話をしていただきました。

20231111_4 千葉副社長からは、2011年3・11の東日本大震災、フクシマ原発事故によって多くの尊いいのちが奪われた現実を直視し「震災復興に貢献すること」を決意したことが話されました。原発に頼らない再生エネルギーの推進に向けて取り組んでいることをパワーポイントを活用しわかりやすく説明していただきました。
20231111_5

<パワーポイントで熱の入った説明をする桜井勝延さん>

引き続き、桜井勝延応援隊顧問からは、南相馬前市長時代を振り返り、フクシマ原発事故時の対応や「脱原発都市宣言」を南相馬市として全国に先駆け国に対してアクションを発信したことなどが話されました。、お二人の話を聞いての共通の認識は、脱炭素社会が希望の社会に見えるがその政策には政府の原発回帰や石炭火力発電の継続が含まれいること。欧州等に比べると日本の地球温暖化防止対策は15年遅れていることも話されました。きちんとしたリーダーがいないこと。実務者がいないことにも起因していることなども話されました。20231111_7

20231111_820231111_10

休憩タイムでは、用意されたお茶やお菓子等をおいしく食べてひと息つけました。参加者からは、質問や意見も出されました。地熱発電は温泉の枯渇や自然環境の破壊につながると思っていたが土湯温泉に設置してあるバイナリー発電は熱交換方式で安心であることを聞いてわかりました。知ったかぶりをしないで疑問やわからないことは聞くことの大事さ。さらに一般的に地球温暖化といわれているが最近、TV放映された気候危機の現状についてビデオに録り繰り返し視聴していますとの報告もありました。原発事故から12年たつが私にとって復興は道半ばといえる。地震は家などの原型が残るが津波は根こそぎ持っていかれなくなってしまう。今だ、家族は見つからない。との悲惨な報告や「あんたの家族がなくなったのは自然災害だからしょうがない」と言われた屈辱的な話もされました。生きているのは現実だから楽しんでいきたいとも話されました。日本では、気候変動はいまだに政治の主要課題になっていない。温暖化防止のためには政治を変えることではないでしょうか。そのためにも自分なりにできることは何かを考えることではないか。短時間でのお茶会でもありましたが、あきらめず意識をもって今後も継続して「お茶会」をしていくことを確認し終了しました。

20231111

提言していただいた飯館電力株式会社の千葉訓道副社長さま、桜井勝延応援隊顧問大変ありがとうありがとうございました。また、森びと宮城県のファンクラブの林代表の参加ありがとうございました。今後もよろしくお願いします。

 参加されたみなさん、大変お疲れさまでした。

             (報告)森びと福島県ファンクラブ代表・東城敏男

2023年11月 9日 (木)

紅葉のすばらしさと木々の生長に感嘆。

 11月9日(木)、今日は筆者加賀が住んでいる、宇都宮市双葉1丁目自治会の方二人が、足尾の紅葉を見ようと訪れてくださいました。前々から大垣自治会長は「加賀ちゃんが活動している足尾に行ってみたいなぁ。案内してくれるか?」と言っていました。私はせっかく来るなら紅葉が綺麗な時季が良いと思い、本日実現したものです。もう一人は、自治会の総務部長の石井さんです。

 「みちくさ」で少し休憩した後、「臼沢の森」を下からの眺め、「民集の杜・北」「民集の杜・東」の順に見学することにしました。時刻は11:00、約1時間をかけて回り、昼食をとり、若干の感想を述べてもらい終了というスケジュールで行うこととしました。Img_0002

Img_0003

Img_0009_2

 二人は早速、「ここは良い所だ。思っていたより何倍も素晴らしい。空気が良い。」とうなずきながら携帯カメラであちこちの風景を撮っていました。

 「民集の杜・北」では、木を植える前の写真を見てもらうと現在との違いに驚いていました。「壊すのは簡単だが、ここまで戻すまでには大変なことだ思う。」と感想を述べていました。

Img_0006「民集の杜・北」をゆっくりと回りました。この杜では、多くの木が既に葉を落としており、落ち葉で下がフカフカになっていました。ここで既に1時間が経過していました。その後、今日のメーンである「民集の杜・東」へ向かいました。

 会長は、苔に興味があるようで盛んに苔に触って、「いいなぁ。いいなぁ。」と唸っています。また、モミジのトンネルには「うわぁ、これはすごい!」と感嘆の声をあげていました。ここでもまた、カメラが大活躍でした。「今度、これを来なかった役員に見せてあげよう。」石井さんは絵を描くのが趣味で「今度これを絵にしよう」パチリ、パチリ。Img_0010

Img_0017_2


Img_0015

Img_0027

Img_0021 散策を終えると、既に2時間近くになっていました。「みちくさ」に戻り昼食には、橋倉さんが美味しいけんちん汁を振舞ってくれました。橋倉さん有難うございました。

  昼食後に感想をノートに書いていただきました。「今後地域にPRして、今度は皆を連れ来ることにしよう。」と言ってくださり、そして、会員にもなっていただきました。
Img_0022

Img_0023 今日は、橋倉さんと筆者加賀が案内をしました。(報告:加賀春吾)

2023年11月 2日 (木)

2度目の足尾・松木沢、紅葉を堪能したお二人!

Dscn9341
 今日の足尾は曇り空。足尾の紅葉を写真に撮りたいと、群馬県伊勢崎市からNさんが訪ねて来てくれました。前回は、「日本で一番熱い街」と話題になった頃に、4人で訪ねてくれました。

Dscn9342

 足尾が大好きになってしまったNさん、通い続けて5年で、足尾の人、歴史、動植物を記録し続けてきたそうです。足尾町の友人Tさんと一緒に、今日は「民集の杜・東」をご案内しました。

Dscn9331

Dscn9338

Dscn9340

 小さな苗木を植えて12年、“モミジ平”は紅葉のピークを迎えています。お二人は「きれいね!きれいね!」を連発しながらシャッターを押したり、木立の中を歩き回っていました。

Dscn9328

Dscn9344

Dscn9345 

11月3日は、中倉山のブナ保護活動の日です。その準備で、済賀、坂口、大津さんらが薪ストーブに火を入れ作業小屋を温めていてくれました。橋倉特製の”具沢山けんちん汁”も好評でした。5人でささやかな交流も出来ました。

Dscn9346

 お二人の感想は、「楽しかった!また来たい!」と口を揃えておっしゃっていました。特にNさんは、5年間の記録写真を本(自費出版)にするそうです。楽しみです。

 そんな足尾大好きなNさんから質問がありました。「私は足尾が大好きだけど、森びとの皆さんは私よりもっと足尾が好きなんだと思った。何故好きになったのか?皆さんから聞いてみたい。」とのことでした。私は少し迷いましたが、皆さんはいかがですか?そんな機会を創って、一度考えることも大切だな!と思った今日でした。

                   栃木県ファンクラブ・橋倉喜一