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2025年4月

2025年4月28日 (月)

“農民の父”として慕われた石碑で誓う

 正義と人道のために一身を捨てて尽くす民として慕われる「可児義雄」の慰霊式が4月に行われた。慰霊式には、毎年参加していましたが今年は確認不足で参加できませんでした。そのため慰霊式が終った後に、石碑のある集落の方と自分たち3人で、石碑前で線香をあげて村びとと話しをしてきました。

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私(戸松)としては、今の農村のあり方が見えてきた気がしました。村びとが高齢化してコミュニケーションを取りづらくなっています。私たちの活動も限られた方々になり、この村も来年の法要が気がかりになりました。

 慰霊式に参列する人が高齢化し式が続けられるか、その上、大事な交流会もできなくなるのか?小坂鉱山の争議を指導し、41歳で亡くなった後も多くの村びとにその心が引き継がれている。私たちも心配ですが、これからも慰霊式の継続には何かできることをしていくことを誓いました。

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 その後、村びと交流するひと時があり、その場では、同和(株)の労組もOBが高齢化し、この慰霊式参加よりメーデーに集中しているように感じる。また、毎年の植樹祭も村(細越地区)全体として行われているように感じられなくなっていること等が話されました。村びとは、植樹祭を「良いこと」と感じているというので、私たちは今後もしっかり協力していきたい。

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5月のゴールデンウィーク後には、同和(株)に植樹祭の問合せを行い、森びと秋田県ファンクラブとして参加していきたいと思います。

A690f789 同和鉱業(株)の碑文「誓い」では、『時代は、地球温暖化、資源枯渇、土壌汚染など山積された問題の解決と、自然との共生を望み、大きな変革の時をむかえております。私たちは、大切な次世代の子供たちのために、地元の夢と期待に応える・・・。』と刻まれていますが、改めて次世代の未來の基盤を築くきっかけにしていたいと思っています。

報告・秋田県ファンクラブの高杉さん、戸松さんの報告を基に文を作成しました。(運営委員・大野昭彦)