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2022年2月

2022年2月24日 (木)

「吉田類のにっぽん百低山」撮影のサポートをしました

 大雪による生活被害が報道されているなかで気が引けますが、私の住む千葉県南房総半島は春です。地域では彼岸桜の花びらが舞い、道端にはスミレが咲き、フキノトウは早春の香りを放っています。Photo 先日(21日)、「吉田類のにっぽん百低山」というテレビ番組の撮影のサポートする機会がありました。案内したのは「花嫁街道」を登って、烏場山(266㍍)迄です。Photo_2  同行したのは、吉田類さんと木更津在住の女優・小野真弓さんと撮影スタッフでした。花嫁街道は45年ほど前から町の有志が整備しているコースで、海辺の集落と山間部の集落を結ぶ生活道路でした。昔の街道では、両集落間で花嫁が嫁ぐ行列ができたと言われています。その後の道は荒れ果てましたが、町の有志が整備をしてきました。Photo_3 Photo_4  お二人は、2020年に猛威をふるった台風15号で根こそぎ倒れた木や折れた幹に驚き、天然のシイタケを手に取るなどして感動していました。また、江戸時代から祀られている馬頭観音と地域の人々の生活を振り返っているようでした。Photo_5  見晴らし台では、先日、当県ファンクラブとJREU千葉のシニアが作ったベンチに座って、海や富士山を観ながらお二人は昼食を楽しんでいるようでした。撮影はドローンを使っていましたので、いつもと違った角度から花嫁街道からの風景が観られるのではないかと思っています。番組の放映を楽しみに待ちながら、“山と心に木を植える”活動を元気にしていきたいと思います。現地では皆さんをお待ちしています。是非、「花嫁街道」を歩いてみてください。(千葉県FC代表 相川好夫)

2022年2月12日 (土)

近所の草木に元気をもらって早春の森作業

Dsc06077 立春が過ぎましたので春の足音が聴こえるかと思いながら、今月8日、森びと茨城県FCは動き出しました。副代表・大津さんがお世話になっている利根町の根本寺裏山の環境整備を行いました。Dsc06071 Dsc06073 Dsc06072 Dsc06070 天気は晴れ、竹藪の竹を伐り出し、運搬し易い長さに整えていくと身体が暖かくなって気分は春の作業を行っているようでした。仁平さんは「久しぶりに体を動かすので気持ちが良い」とニコニコしていました。一方の大津さんは、軽快に竹を伐っていました。Dsc06075 この地は昨年も竹藪を整えていた所でしたので、藪に覆われていたモミジは元気を取り戻してくれるように感じました。少しでも多くの木を元気にして、少しでも多くの木を植えていきたいと思いながらの作業でした。早めの昼食を摂り、隣街の牛久市の「牛久自然観察の森」を散策しました。この森は、昨年足尾(「みちくさ」)を訪れた牛久市役所職員が作られたと聞いていましたので、とても楽しみにしていました。Dsc06074_2  散策は約2時間でしたが、森の中に入るとシラカシ、ケヤキ、針葉樹等の木々が混植の状態の森になっていました。落ち葉を踏みしめて散策をしていると、とても心が落ち着きました。森の出口付近では梅が白い花を咲かせていました。花に顔を近づけると、私の身体のなかには春を感じさせてくれました。春の足音が聴こえてきたひと時でした。Dsc06076 コロナ過の中で我慢と自粛の生活が続いてストレスが溜まりがちですが、近くの公園の草木は私達の心身を癒してくれています。(茨城県FC 済賀正文)

2022年2月 6日 (日)

日本でも”冬の嵐”と向き合う対策と心構えは?

Photo_3 「冬の嵐」が米国民の生活を脅かしている。私の記憶では、「冬の嵐」は毎年、米国で大暴れしている。日本でも、今年の冬は中国地方から北海道にかけて寒波が住民の生活を苦しめている。以前は「爆弾低気圧」と言っていたように思うが、その要因は北極域上空の気流が乱れていることにあるようだ。私たちも、アメリカの「冬の嵐」対策と心構えを固めていかなければならないと思っている。Photo 北極と南極の白い氷表面は太陽の熱の90%を宇宙に返しているが、氷が溶けて、白から暗い色に変わると、反射する熱よりも吸収する熱の方が多くなる。分かり易く言えば、地球の冷却装置が暖房装置に変化している。2020年、シベリアの一部では最高気温が38℃を記録し、北極圏の泥炭地では炎々と燃えた火災も発生した。世界の科学者は、15年~30年後には北極海の夏の海洋が消滅するペースで溶解がすすんでいると言う。(参考資料:『2030未来への分岐点』NHK出版)Photo_2  地球環境の巨大で大切な調整システムのひとつである北極の氷が、これまで以上に太陽の熱を吸収することのない環境にしなければと思う。私たちが地球で生存していくためにはどんなことがあっても冷却装置を壊して気ならない。その責務を果たさなければと、今年も“山と心に木を植えて”いきたい。(顧問 高橋佳夫)