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2022年4月

2022年4月24日 (日)

新たな組織体制で森づくりへの再出発誓い合う

 昨日4月23日、福島県ファンクラブは、福島県南相馬市情報交流センターにて総会を開きました。昨年の総会以降、新型コロナウイルス感染拡大等による「自粛と我慢」で活動が思うようにいかない時期が続きました。しかし、今年度は新たなシニア世代が活動できる組織体制と規約の一部改正の議論づくりを目標に準備を進めてきました。総会では、新型コロナウイルス感染拡大防止のためマスク着用、消毒、3密対策に留意し、従来の形式にとらわれず、自由闊達な意見交換ができる環境づくりを心掛けました。

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 岩橋副代表の議事進行で総会は進められました。最初に、森田事務局メンバーの逝去に対し全員で黙とうをささげました。享年61歳の若さで逝ってしまった無念さと、彼の意志を受け継ぎ、「命を守る森の防潮堤づくり」に頑張っていこうとお互いに誓い合いました。

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 続いて、福島県ファンクラブ代表の東城より、『私たちには、やらなくてはならない課題は山積されていますが「山と心に木を植えよう」を合言葉に、森びとプロジェクトの活動に参画し、応援隊の仲間や森びと各県ファンクラブとの連携で、地球温暖化防止にむけて一緒に活動を推進していこう』と挨拶がありました。

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 お忙しい中、来賓のあいさつにかけつけてくれた金子恵美衆議院議員、高野光二県会議員大変ありがとうございました。

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 斉藤事務局からの経過報告、今後の事業計画、規約の一部改正について一括提起され、全体で確認し、森びと福島県ファンクラブ総会は無事終了しました。

 総会終了後、事務局の武藤・柏木スタッフと共に植樹会場の視察と森の散策を行いました。10年前にどんぐりを拾い、ポットで育ててきた幼木がこんなに大きく生長し、5m近い森へとなっていることに驚きと感動の様子でした。6月5日には第10回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭に積極的に参加していく決意が改めて話されました。

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(第3回植樹祭会場:2016年3月27日原町区・タブノキの前で撮影)

 森びと福島県ファンクラブは、森びとプロジェクト、応援隊の仲間と全国の植林ボランティアのみなさんと共に、6月5日開催の第10回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭を担ってきます。よろしくお願いします。

 森びと福島県ファンクラブ事務局のみなさん、応援隊のみなさん大変お疲れさまでした。

(報告  東城 敏男)


2022年4月17日 (日)

都心の自然公園で探し当てたい森の生きる知恵

 今週の週初めは真夏日が続き、14日15日は台風1号の影響もあり肌寒く雨模様となり、寒暖差の厳しい気候変動を感じる週でした。昨日17日は天候に恵まれ2月に続き「森びとゼミ(仮称)」の第二回目の下見を5名で実施しました。

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 その場所は、先人が森に寄り添って生きてきたことを実感できる公園で、東京都内の森びと事務所から徒歩で20分の所にあります。JR目黒駅東口から東へ徒歩10分程の所にある「自然教育園」は、年間を通して多くの老若男女が自然豊かな森の散策を満喫している自然公園です。資料によると、室町時代からの「土塁」が残る屋敷林は、東京ドーム(46,755㎡)が4個分の広さで、人と自然が共生していくことを学べます。今年から始める新事業のひとつとして、「森びとゼミ(仮称)」がありますが、その会場の候補地が「自然教育園」です。 

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 森びと東京都ファンクラブはこの事業をサポートしていきたいと思っています。この森は、東京大空襲の被害を受けませんでしたので、貴重な自然を残しています。巨木として生長しているのはスダジイ、クスノキ、タブノキで、それを支えているのがシダ類、アオキ、ヒサカキ等の低木。林床には四季折々の草、そして池では水生植物も見られます。この森は小鳥等の生きものたちの住処となり、小さな生物たちの社会が垣間見えます。

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 大量生産・大量消費・大量破棄の生活スタイルが気候危機を招き、そのことによって世紀末の生存が不安定な地球環境に激変するのではないかと言われている中で、「2050年カーボンニュートラル」の生活スタイルを描くきっかけを参加者と一緒に探すことができればと思っています。そのサポートをできることを楽しみにしながら、春の「自然教育園」を散策し夏に「皆様との出会い」を楽しみに準備しています。細部はホームページでお知らせしますので宜しくお願いします。

(東京都ファンクラブ 阿部得男)     

南房総の潮風と新緑の風を愉しんで欲しい森作業

 4月に入り、当ファンクラブは新活動を「花嫁街道」からスタートしました。Photo1月、「花嫁街道」の見晴らし台ベンチをシニア達が5基設置しましたが、ハイカーの方々からきれいなベンチがあり、休憩や食事をするのにとても助かるという声が多く届いています。Photo_2 今回は、烏場山展望台に登る階段の補修をしました。9日には階段の修理を行いましたが、風の合間に囀る野鳥の声が気持ちをほっとさせてくれました。登山道には暖かい春の日差しに誘われた30名程のハイカーが散策していました。ハイカーからは「ごくろうさま」との声があり、私たちはその声を聴く度に元気をいただきました。Photo_3

Photo_4  ハイキンコースの両脇にはイノシシが荒らした跡が箇所も見られ、足跡をよく見ると子ずれの群れもいるようで、ハイカーには注意してほしいと思いました。Photo_5

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「花嫁街道」は間もなくNHKの「吉田類 日本百低山」で放送される予定ですので、森の中は人間だけの楽しみの場所ではないことを忘れないでほしいと思います。そのような事を話し合いながらの補修と整備を行いました。潮風と森の風が美味しくなる季節ですので、花嫁街道の散策を楽しんでいただきたいと思います。Photo_7
千葉県ファンクラブ 相川、武田

2022年4月 1日 (金)

新年度を迎え、日光板橋城山のこれからを想う!

 今朝、足尾・松木沢の山々は雪に染められていた。冷え込みも厳しく、予報通りの天気でした。

 今日は栃木県ファンクラブのメンバーと、城山の「観桜会」をしに行くことにしました。本当ならば、2年前植樹をしてくれた皆さんや、地域の皆さんと一緒に見たいところですが、新型コロナ感染拡大防止のために諦めました。

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 4人のメンバーは、桜の花に出会える期待を胸に、階段を登って植樹地に着きましたが、ガッカリしてしまいました。早咲きの河津桜は花びらを散らし、それ以外の桜たちは、まだ蕾のままでした。

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 少し気落ちしてしまいましたが、そこは森びと。桜の木の手入れや、まだ小さい広葉樹周辺の手入れ作業を始めました。雪をかぶった日光連山を眺めながら、新鮮な空気を吸い込み、清々しい気分になりました。

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 登山してきた高齢の女性は、「河津桜の咲いてるところを見たわよ! あと4~5年したら綺麗な花を沢山つけてくれるわ!楽しみにしています。それまで生きていなくちゃ!」と笑顔で激励してくれました。

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 この1年、ここ城山で何をしなければいけないのか?県ファンクラブメンバーの頭にいくつか課題が浮かんだ一日でした。草刈りなどの育樹活動、地域の皆さん・子供達との交流、大和木材・福田社長との連携、など温暖化問題を見据えた取り組みが求められます。  

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  「観桜会」が済んだ後、近くの知り合いのレストランで、イノシシ肉入りのカレーランチを食べ、3・26シンポジウムの感想などを出し合いました。途中、線路巡回のJRの皆さんが昼食に立ち寄り、思わぬ出会いもありました。

 今日の参加者は、鎌田、山本、加賀と筆者・橋倉でした。