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2022年11月

2022年11月19日 (土)

異常気象に向き合う生活を考えるお茶会in南房総

 11月12日 (日)、千葉県ファンクラは「お茶会」を行いました。会場は、南房総市和田浦町コミュニティセンター、テーマを温暖化による生活への影響とその要因などを話し合いました。集ってくれた皆さんは、「NPOネイチャスクールわくわくWADA」、教諭のOBの方、JREI千葉のOBの方、そして私たちの11名でした。茶会は出席者の自己紹介を行っていただき、その後、私たちからは茶会で話し合っていただくテーマを話しました。 

Dsc_0006 テレビニュース等で報道されている世界の異常気象の猛威と甚大な被害、千葉県では台風15号直撃による電柱や送電線倒壊、長期間の停電生活を強いられた生活等、その異常気象が各国で頻繁し、それも巨大化している状況を振り返りました。Dsc_0001 そんな中で私たちは、花嫁街道の台風被害を目の当たりにして、痛んだ森の姿を見ながら山路を修繕しています。茶会で出された意見を短くまとめると、“和田浦でのクジラ解体数が減っている。これらの要因には海水温度の上昇と海流の変化があるのではないか。森が元気ではない。森を元気にしないとダメだ”、“国や行政の温暖化対策の本気度は見えない。脱炭素社会に逆行しているのではないか。この現実を私たちは見抜かなければならない”、“人間が壊したものは人間が直さないといけない。我々は、もっと自然を大切にしていかないといけない”。また、“このままでは、日本はダメになってしまう。子供たちが大人になれるか心配である。子供たちに明るい未来を残すために大人たちは真剣に温暖化問題に取り組まないといけない”。“買い物では石油で作った容器に入った物は買わない。地産地消に本腰を入れていくべきである”等の意見が出されました。Dsc_0004 具体策に関しても、“政府の被害対策の机上把握の弱さ、次世代を生きる若者たちの現場の意見を国会議員は受止めて温暖化防止に活かしていくことがとても大切だ”、“私たちの地球温暖化問題の意識は良いと言えない”等が出されました。Dsc_0007 初めての「お茶会」でしたが、計画した私は、意義が感じられる話合いが創り出せるのかと開催日まで不安でした。しかし、集ってくれた地域の皆さんの前向きな姿勢と意見にふれて、私の方が元気と勇気をいただきました。「お茶会」に出席してくれた皆さん、ありがとうございます。来春は、さらに深掘りする「お茶会」ができることを願っています。(千葉県FC・武田芳明)

2022年11月 1日 (火)

次世代を生きる子供たちの「反乱」に応えたい

 10月29日、「荒浜・いのちの森」で、今年最後の育樹作業を行いました。作業は下枝払いと常緑樹を中心に20本の補植とクズのつる刈りを行いました。クズの根元付近の枝が親指くらいの太さのものもあり、森の中に蔓延るつるの処理はなかなかやっかいです。来年もクズの根が伸びてこないように、根の張り具合を確かめな処理をしました。Dsc01193

Dsc01195 作業終了後は、場所を移して仙台市内の会議室で「気候危機下の生活を考えるお茶会」を開きました。最初は、森びと顧問・髙橋さん投稿の『しもつけの心』(森は大切な友だちシリーズ⑦))と10月9日付けの毎日新聞1面・3面「気温上昇0.1度でも低く」の記事を読み合わせしました。その感想を出し合いながら、参加者全員から異常気象の猛威に関する危機感を出し合い、次世代の生活に何かしなくてはなせないという気持ちを共有しました。Dsc01201

Dsc01202私たちの今の生活(社会)の変化の必要性を理解する人が一人でも多くなるよう周り伝えていくことを考えました。私たちは、森づくりを通じて、「子どもたちの反乱」に少しでも応えていきたいと思っています。Dsc01197(宮城県FC・林雄一)