« てれんこてれんこと森を歩いてきました | メイン | 森の恵みを採り入れます! »

2012年6月 6日 (水)

森に入って自然の恵みを発見しよう!

P5221621


 「自然の恵みを暮らしと社会へ活かす時代」へ歩み始めるには生物社会の一員である己を改めて見つめなおす必要がある。森楽連に投稿した哲也さんの言うように「森は人間が生きるインフラのインフラ」であるということを実感するために。

P5221658


 父が米寿を迎えるので一週間両親と一緒に暮らすことにした。弟が両親を介護してくれているので弟のストレスを解消するためでもある。その準備を自宅で行い、その合間に久しぶりに森を歩いた。松木村にも若葉が茂ると蟻、アブラムシ、毛虫などが若葉に集まってくる。

 葉を餌にする毛虫たちが増えてしまうと森は弱ってしまう。松木にはノビタキやホオジロたちが子育てをしている。若葉に集まっている虫たちを餌にする鳥たちによって木々の葉は枯れるほど食べられなくて森は育まれる。自宅の木々の葉に隠れてメジロが子育てをしている様子(写真:3枚目)を観てこんなことを考えてしまった。

P6062900


 森の中ではウワミズザクラ、ミヤマザクラが白く小さい花びらを雨に濡らしていた。雨が止むとこの花に蜂が集まり、蜜を集めた蜂は受粉を手伝う。9月下旬なるとウワミズザクラの実が熟し、この実で果樹酒を作り、年末には不老長寿の酒となって私の長生きを助ける。長生きができるのも森の恵みがあるからだ。オーストラリアの海岸にはストロマトライトという微生物集合体が生きている。岩のように見えるが光合成をおこなって酸素を放出しているという。この酸素が地球を覆ってオゾン層を形成して紫外線を遮って私たちの快適な暮らしを支えている。

P6062905


 「森と生きる暮らしと社会」、「自然の恵みを暮らしと社会へ活かす時代」へ歩み始めるのか、いのちを犠牲にして原発に頼る暮らしと社会のどちらかを選ぶのは私たち。叫んでいるだけでは何も解決しない。”森とも”ができるアクションを結集させる場に「森楽連」を育てよう。(OWL)

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://bb.lekumo.jp/t/trackback/330076/29203699

森に入って自然の恵みを発見しよう!を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿