屋久島・鎮守の森植樹祭に参加して来ました
鹿児島県は屋久島、平内地区で行われた鎮守の森の植樹祭に参加して来ました。植樹祭当日(4/21)は、前日の雨が嘘のように晴れ渡り、気持ちのいい天気となりました。
鎮守の森を作る会(代表 坂東五郎さん)の皆さんが、ゼロから4年がかりで準備をした今回の植樹祭は、地元の方、移住した皆さん、島外からの参加者を含めて200名を優に超えるひとびとを集めて行われました。植樹した木は17種類3056本。タブノキ、スダジイ、アラカシ、ウラジロガシなど、関東でもお馴染みの木の中に、バリバリノキ、リンゴツバキ、ホルトノキ、イスノキといった樹種が特色をだしていました。
拍子木と地元の太鼓の音が響く中で開会式が行われ、ユンボによる大きな垂れ幕が上がるとひときわ大きな拍手が。宮脇昭先生による植樹指導があったのち、18班に分かれての植樹です。
わたしは6班リーダー役を仰せつかり、奥にある若干傾斜した場所の担当となりました。傾斜地は森びとの宿命(笑)でしょうか。簡単な説明の後いよいよ植樹開始。林縁を含めると1平米4本ほどでみっちりと混植します。マルチングをして鹿よけネットをかけて終了。丁寧に1時間半近くかけての作業はとても充実したものでした。若干赤土が多く水はけが心配されるところもあったのですが、開会式が始まる前から参加者の皆さんと一緒に一生懸命土起こしをしため、きっと無事に育ってくれるものと思います(宮脇先生もじ~っくりと見ていかれましたし!)
閉会式もつつがなく終わり、ふと気づくと始まる前は雲に隠れていた破沙岳がくっきりと顔を出しました。きっと主催された皆さんの思いが通じたのでしょう。屋久島は少し移動すると全く違う風景があって、そのどれもがとても魅力的です(天気も実際に全然違っていたり)。ここ南側方面からは破沙岳やモッチョム岳?がとても印象的でした。
坂東五郎さんの思いで始まったこの植樹祭、今後は町に引き継がれていくそうです。一見、豊かな森が多く見えるこの島も、さまざまな要因で原生の森が失われつつあるようです。そのことについてはまた次の機会に書こうと思いますが、そういう事実も含めて植樹祭がいつまでも継続してくれるといいですね。植樹祭自体は、いろいろと手作りの趣向が凝っていて、また子供さんも含め若い方々が沢山参加されていて活気のある楽しい会でした。
屋久島で植樹をするということで伺うきっかけを作ってくださいました坂東さんはじめたくさんの皆様に感謝したいと思います。また現地で出会った方々、植樹でお世話になった皆さんにも。有難うございました。屋久島最高~(小黒)
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