異常気象と向き合う本気度が”森とも”から試された
暦のうえの「小雪」が過ぎましたが、10年ほど前は、普段の暮らしで感じる暦上の季節感が少し早く感じてきました。しかし、この頃は暦通りの季節感が普段の暮らしで感じています。
北海道では40年振りの降雪となりました。また、西日本の降雪は、関東甲信地方よりも早く、その量も多いように思います。また、春と秋の季節間が極端に短くなっているように感じています。そんな訳で、暮らしの営みで衣食住の切り替えが忙しくなっている感じをもっています。
先日、足尾にて「秋の感謝デー」が開催されました。当会のHPにて紹介されていますので参照してください。昼食後の交流会では、素敵な女性から「国民は5本の木を植えてください。薬になる木、花が咲く木、実のなる木、燃料になる木、そして未来に繋がる木」という、インド国王のコメント話が紹介されました。
この話を聴きながら、人は木に寄り添っていかなければ生きていけないことはインド国王も人々に伝えていたのか、改めて人類は森に生かされていることを実感しました。
トランプさんの自国の経済優先、安倍さんのお友だち第一に現れているように、人間はこの地球上で一番偉いかのごとくの政治が、暦どおりの季節感にしているのかもしれません。この経済第一という政治の延長線上の暮らしに警鐘を鳴らしているのが「パリ協定」と言えるのかもしれません。
筆者も足尾の草地に、南相馬市の防潮堤に木を植えていますが、未来に繋がる木を自分自身の心に植え続けているのだろうか、自問自答させられました。
森づくりへの“本気度”が試されている筆者?ややもすると、今までの延長線の暮らしに流されてしまう自分の心に潜む小さな邪悪に負けている筆者の垢を剥していくことが大事だ、と感じました。自然の猛威と向き合っていくと、森と”森とも”はその努力に加勢してくれると思う。
今年最後の“恩送り日”であった「秋の感謝デー」では、多くの森ともから私の心に木を植えてくれました。ありがとうございました。(事務局次長 水落一郎)
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