足元から森をつくり、温暖化防止に木を植えることを政府へ要望しよう!
11カ月ぶりに宮脇先生とお会いした「いのちの森づくり 2020宮脇昭復活植樹祭」で配られたリーフレットに、宮脇先生の署名入り文(「今なぜ木を植えるのか」)が載っていたので一部を紹介します。
「地球温暖化問題は、人類が未来を健全に生きのびるために、国境を越え、民族・宗教などのさまざまな枠を越えて、今すぐみんなが取り組まなければならない課題です。私たちは、現在の豊かな生活を維持するために、毎日化石燃料を燃やして二酸化炭素を排出しています。人間活動が活発になり、産業・工業が発達して、市民の生活が豊かになるにともない、排出される二酸化炭素の量も急増します。2020年には、イベントにより多くの二酸化炭素が排出されます。
二酸化炭素を減らす最も確かな方法は、徹底的な発生源や省エネ対策と共に、もう一度、土地本来の生物多様性を育む森を再生し、炭素を、木に、森に閉じ込めることです。日本の1億3000万人が、世界の70億人が、4年に1度のオリンピック・パラリンピックという大イベントごとを契機に、1人3本、10本と植えて、足元から森をつくったらどうなるでしょう。数百年・数千年続く土地本来の木を植えることは、今すぐどこでも誰でもできる積極的な地球温暖化対策です。・・・足元から今すぐ木を植えましょう。」
自然の力で二酸化炭素を吸収・固定する国の対策はとても重要で緊急を要することです。私たち市民はできる植林を行いながら、市民の声を政府へ届けていくことが求められています。(理事 髙橋佳夫)
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