有権者の政治参加なくして温暖化は防げない
春がやって来た!と喜んでいられないのが今年の3月だ。特に、受験や卒業式、終業式そして入学式や入社式を心待ちにしていた子供たちや社会人にとっては、新型コロナウイルス感染対策で日本の慣習を体験できなくなってしまうようだ。気象庁は「大暖冬」ということなので、大好きな花見の開催も怪しくなってきそうだ。これまでの五感を磨き上げていかなければと思ってしまう。
季節の移り変わりが変化している気配を見極めなければと思う。このままの暮らし方を続けていると、人間の手におえない季節を迎えてしまうのではないかという不吉な気配がする。
そうなる前にできることは何か、エコな暮らし方に転換するだけでは間に合わない気がする。何故なら、温室効果ガス排出量トップの中国、次のアメリカ、3位のインドそして日本政府は、2050年までに排出ゼロにするという考え方を示していないからだ。自然の吸収力は衰弱し、排出は増え、濃度が高くなって、排出された二酸化炭素が消えていくのには100年以上の時間がかかる。
国が動かないことには手におえない気候変動が起こってしまうということは誰でも感じていると思う。下旬に開催される当会の通常総会ではこの事を主張したい。(事務局 福澤 猛)
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