« 2020年12月 | メイン | 2021年2月 »

2021年1月

2021年1月29日 (金)

未来の命をつなぐ日光板橋「城山の森」の苗木たち

 森びと県ファンクラブの皆さん、森ともの皆さん、今年もよろしくお願いします。

 昨年10月17日、私たちは日光板橋・「城山の森づくり」で苗木1,000本を植えました。それから3ヶ月が経ちましたので、先週23日(土)、栃木FCメンバー4人は現地を見てきました。

Photo201017

Photo_8201017 上の写真:昨年の植樹の様子

城山に着くと、あいにくの曇り空で日光連山は雲に隠れていました。雨や雪もチラついていました。こんな天気は苗たちにとっては嬉しい恵みの雨のようでした。

Img_1046 晴れているとご覧(下の写真)の素晴らしいロケーションです。

Img_0946

Img_1050 苗木を見ると、冬芽らしきものが芽吹き、根もしっかり張っているようで安心しました。心配していた動物による被害も無いようです。5年後の花や紅葉を地域の方々と楽しめることを願いました。その上、癒し効果ばかりでなく、土砂流出を防ぎ、二酸化炭素吸収にも頑張ってくれることを願いました。これからもそんな活動を継続していくことを決意しました。

Img_1030

Img_1028

Img_1032 稜線を登っていると、日光森林組合が植えたモミジとサクラの苗木に付けていたピンクのリボンが花に見えていました。息を切らしながら登って約15分、城山頂上443.3ⅿに到着。ハイカーの方が弁当を広げくつろいで休憩していました。

Img_1031

Img_0928

Img_1039 この地はかつて板橋城があった城跡です。登山道入り口にあった案内板を見ると、1500年代に武蔵国豊島郡板橋(現在の東京都板橋区)から板橋将監親棟(いたばししょうげんちかむね)という武将が北条氏の命で派遣されてきたことから、この地が板橋と呼ばれるようになったそうです。まさか東京の板橋と関係があったとは思いませんでした。頂上にはあずまやがあり、石垣の遺構なども見えます。晴れた日には雄大な日光連山や反対側には宇都宮の古賀志山も木々の間から見ることができます。

Img_1022

Img_1043

Img_1047 今回の参加者は、橋倉さん、小川さん、弘永さん、加賀でした。下山後、名物の蕎麦屋さんの「ソバがき」が絶品でした。

Img_1056 (報告:栃木県ファンクラブ 加賀春吾)

2021年1月24日 (日)

脱原発・2050年排出ゼロへ地域市民の役割を探したい

 森とものみなさん、今年も森へ集いましょう。新生「森びとプロジェクト」福島県ファンクラブの齋藤 章です。どうぞよろしくお願いします。

Photo      南会津の森作業

 気候変動による地球温暖化にブレーキをかけるために、私は仕事の合間に会津の国有林の一部の木々を元気にしてきました。暮らしから排出される汚染物質で弱った木々の幹に虫が穿孔して枯れているのではないかと、木々が吸い上げる土壌改良をしようと粉炭を蒔いてきました。

Photo_2   熊棚が作られる元気な森に

 この10年間に学んだことを素に、世紀末に生存が不安定にならない土台(地球)をなんとかしたいと思っています。地域の政治家の皆さんの知恵もお借りして、地域から温暖化にブレーキをかけていきたいと仲間たちと話し合っています。

3

Photo_3  南相馬市では「いのちを守る森の防潮堤作り」を応援しています。8年間になるこの活動も市民の皆さんと継続していきます。活動しづらいコロナ禍ですが、工夫と希望をもって森づくりをすすめていきたいと思っています。

Photo_4 (森びと福島県FC・斎藤章)

2021年1月19日 (火)

早春に森びとの産声をあげたい山形県

2010910_3

  10年前に植えた苗木(上と下の写真)

 森びとの皆さん、はじめまして山形県の佐々木です。新生「森びとプロジェクト」の山形県ファンクラブ結成を準備しています。

2010910

2010910_2

 久しぶりの森づくり活動ですので、どんな活動をしていくのかが不安です。森づくりは10年前に体験した鉄道沿線の森づくりだけです。何をやってよいのか分かりませんので、とりあえず現場に立ってみました。写真(16日)はご覧の通りです。

2021116  雪深い地域ですので苗木の生長は遅い感じがしますが、通勤途中の車窓からは春の新緑が、秋は紅葉が私たちを楽しませてくれています。

2021116_2  春までにはファンクラブを結成し、各県の森ともの皆さんと、“山と心に木を植える”活動を創りたいと思います。皆様のアドバイスをよろしくお願いします。(山形県・佐々木一志)

2021年1月14日 (木)

草木の不思議な力を感じて森づくり構想

森びとの皆さん、お元気ですか。森びと千葉県ファンクラブの武田です。今年もよろしくお願いします。

Photo  千葉県内ではコロナ感染者が毎日増えていますので、気持ちを引き締めて仲間たちと情報交換しています。雪国の皆さんの大雪対策やコロナ禍で気持ちが暗くなりがちですので、ちょっと明るくなるような写真(上)をお届けします。南房総のFC会員・相川さんからストックとカーネーション等の花が贈られてきました。独り占めで申し訳ありませんが、花の甘い香りと色の鮮やかさが家族の気持ちを和ませてくれています。

Photo_2  近くの稲毛海岸を散歩すると、写真のように富士山が威風堂々とそびえています。生ぬるい海風を浴びて富士を見ていると、何か元気をもらえます。山や花の不思議な力が私の気持ちを動かします。自然は有難いものです。

Photo_3  通勤途中では、椿の花の香りとナンテンの息づかいの変化をみることができます。花の命、ナンテンの実の恵みに少しでも何か気づくことができればと思っています。今年の森づくりは、こんな身近なところから活動を考えて行ければと思っています。

Photo_5 Photo_4  足尾町や南相馬市で皆さんと会えることを楽しみにしています。(森びと千葉県FC・武田芳明)

2021年1月 9日 (土)

大雪の恵みを期待して、気を緩めず春を待つ

森びと秋田ファンクラブの船木です。森びとの皆さん、今年もよろしくお願いします。

5日の小寒を過ぎ、秋田市は本格的な寒さが連日続いています。7日は風速30㍍超えの風が1日中大暴れしました。

Photo

Dscn0379  太平洋側の関東の皆さんには、厳寒の実感は伝わらないと思いますが、朝の雪よせが出勤前の大変な作業です。その後、自家用車のスイッチを入れますが、その室内温度はマイナス6度でした。道はアイスバーンで、気をゆるめることはできません。そんな訳で、冬の出勤所要時間はいつもの倍です。60歳を過ぎての運転は、手先を暖めるカイロが必需品になりました。

Photo_2  上の写真は雄のヤマドリの翁の部分です。友人がフライフィッシングに使うそうです。8日、その友人に会いに行き、狩猟で獲ったヤマドリの肉をいただきました。彼は、今シーズン15羽のヤマドリを獲っていました。うどんの汁に入れて、自然の美味しい味で冷えた身体を暖めました。

Photo_3  雪国の生活は色々と大変なことがありますが、その分、先人の知恵が暮らしに活かされています。その素は全て自然界の賜物です。これからも、秋田の自然に親しみながら、楽しく森づくり活動をすすめていきたいと思っています。(森びと秋田県FC 船木藤典)

2021年1月 3日 (日)

仙台市荒浜、名取市の“いのちの森”で会いしましょう

 森ともの皆さん、あけましたおめでとうございます。森びと宮城県ファンクラブの林雄一です。今年から、宮城県の活動を紹介していきますので、よろしくお願いします。

2020123      荒浜の森

 昨年12月3日、私たち7名は仙台市荒浜と名取市閖上の森の防潮堤の観察会を行いました。荒浜の森は2013年に植樹した所、育樹はクズのつる刈りと下枝払いだけでしたが、木々は順調に生長しています。落葉樹の落葉がびっしり地面を覆い尽くし、現場を歩くと食物連鎖が感じられます。ふかふかした布団のような落葉が土壌分解動物により土が作られ、木々の根を支えています。津波で被災した海岸線に、緑豊かな森が蘇えり、いのちを守る「森の防波堤」が築かれつつあります。

2020123_2 名取市の森(上と下)

123  名取市の森は2015年に植樹しました。昨年は4回の除草と補植を行いました。小さな広葉樹の周りは松の木が覆っていますが、私たちが育てている森はその土地本来の樹種を植えています。潮風と寒風がふき荒れる時があり、厳しい自然環境ですが、木々はそれに耐え抜いています。そなん木々が太陽に向かって伸びていく様子を観るたびに、森と生きることの大切さを学ぶことができます。

123923  今年は、東日本大震災・フクシマ原発事故から10年です。是非、いのちを守る「森の防潮堤」を見に来てください。(森びと宮城県FC 林雄一)

2021年1月 1日 (金)

本年も「みんなの森ひろば」をよろしくお願いします。

「みんなの森ひろば」をご覧のみなさま、あけましておめでとうございます。

いま世界はコロナを前に大変厳しい状況ですが、私たちが直面する「気候変動」の課題も、危機的な状況であることは変わりがありません。森びとも一人ひとりが感染予防に心掛け、できることを少しづつでも着実に歩みを進めてい行きたいと考えています。

「みんなの森ひろば」では森びとのみなさんの、そんな着実な歩みをいろいろな角度から載せていきたいと考えています。投稿も大歓迎ですので希望がありましたら森びと広報部までお知らせください。今年もどうぞ宜しくお願いします。

Rowbai
今年一年が皆さんにとって明るい年でありますように!(森びとプロジェクト広報 小黒)

初日の出に誓う脱原発社会

あけましたおめでとうございます。

P1000178  本日、南相馬市「鎮魂復興市民植樹祭」の第2回と第3回会場付近の日の出を撮ってきました。残念ながら天気は曇りでしたので初日の出はご覧の通りです。場所は原町区南萱浜地区です。

 森の海岸防災林は大きいもので樹高4㍍以上に生長しました。今年は東日本大震災・フクシマ原発事故から10年です。現地に立って日の出を観ていると、被災した一人として当時の悲しみや怒り、そして津波の脅威を思い出します。

20201214    応援隊スッタフ(昨年12月)

 今年は、脱原発社会へむけた誓いを全国の森ともと共有し、森の防潮堤づくりをすすめていきたいと思っています。今年もよろしくお願いします。(応援隊・岩橋孝)