仙台市荒浜、名取市の“いのちの森”で会いしましょう
森ともの皆さん、あけましたおめでとうございます。森びと宮城県ファンクラブの林雄一です。今年から、宮城県の活動を紹介していきますので、よろしくお願いします。
昨年12月3日、私たち7名は仙台市荒浜と名取市閖上の森の防潮堤の観察会を行いました。荒浜の森は2013年に植樹した所、育樹はクズのつる刈りと下枝払いだけでしたが、木々は順調に生長しています。落葉樹の落葉がびっしり地面を覆い尽くし、現場を歩くと食物連鎖が感じられます。ふかふかした布団のような落葉が土壌分解動物により土が作られ、木々の根を支えています。津波で被災した海岸線に、緑豊かな森が蘇えり、いのちを守る「森の防波堤」が築かれつつあります。
名取市の森は2015年に植樹しました。昨年は4回の除草と補植を行いました。小さな広葉樹の周りは松の木が覆っていますが、私たちが育てている森はその土地本来の樹種を植えています。潮風と寒風がふき荒れる時があり、厳しい自然環境ですが、木々はそれに耐え抜いています。そなん木々が太陽に向かって伸びていく様子を観るたびに、森と生きることの大切さを学ぶことができます。
今年は、東日本大震災・フクシマ原発事故から10年です。是非、いのちを守る「森の防潮堤」を見に来てください。(森びと宮城県FC 林雄一)
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