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2021年2月

2021年2月28日 (日)

日光・「城山の森」に植えた河津桜が咲きました

Dsc_0743  日光・城山に桜が咲きました。この桜は、昨年7月、森びと栃木県ファンクラブが植えた桜の苗木6種23本の内の河津桜4本です。薄緑の柔らかな小さな葉も陽を浴びています。この写真を見て、筆者はとても嬉しくなりました。

Dsc_0736  この嬉しい情報は、2月25日の足尾森作業に来てくれた小川サポーターが、「城山の桜が咲いたよ!」と見せてくれました。桜を植えたサポーターは驚き、スマホの映像を見て嬉しそうでした。

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Dsc_0751     ヒガンバナも元気でした

 帰宅後、小川君から画像が送られてきました。何枚かの写真を見ていると、雨の中で丁寧に植えてくれた皆さんの顔を思いだし、嬉しさがこみ上げてきました。城山を訪れる地元の皆さんやハイカーの皆さんの微笑ましい顔が浮かんできます。これからは、しっかりと太い根を張り、土砂崩れを防ぎ、二酸化炭素を吸収してくれることを願っています。

Dsc_0747  歓びは独り占めにしてはいけないので、桜の苗木を選定してくれた森びとインストラクター・大塚さんに電話し、歓びを分かち合いました。

Dsc_0753  筆者も現地を訪れ、雪を抱いた日光連山を望みながら、2本の河津桜が花をつけている景色を楽しんできました。(栃木県FC・橋倉喜一)

2021年2月23日 (火)

改めて感じる自然界の力とそれに向き合う心構え

あと半月程で東日本大震災・フクシマ原発事故から10年目を迎えます。2020213     自宅の屋根
 10年ひと昔と言われますが、今月13日には10年前の東日本大震災の恐ろしさを改めて身体に感じました。その余震と言われた震度6強の揺れは、自宅の屋根瓦の一部が崩れ落ち、水道も朝方まで断水でした。多くの皆さんから激励やご心配の連絡があり、私たち夫婦は元気と勇気をもらいました。二人ともケガなく後片付けも終わりました。各地の被災された方に心からお見舞いを申し上げます。Photo_11 今後も、余震が続くといわれていますので防災意識と警戒を緩めることなく、春を迎えたいと思います。Photo_12

 今年は梅や桜の開花が早そうなので、暗いコロナ禍の気持ちも癒されそうです。2月27日は応援隊第7回総会が開かれます。総会では、昨年の活動を振り返り、今年1年の事業計画の議論を深め、練り上げていきたいと思います。Photo_13 皆さんを待っている三春の桜(写真:斎藤章)

ぢうしても気候危機にブレーキを掛けたいですね。(森びと福島県FC 東城敏男)

 

2021年2月19日 (金)

夏の大雨、冬のドカ雪と高齢化と向き合う時代がやってきた

Photo  今年はドカ雪で地方の課題が深刻です。私の住む山形県新庄市は空き家が増えて、積もった雪を下ろすにも順番待ちです。お金を支払って雪下ろしを頼むのですが、シルバーセンターや高校生のボランティアも苦労しているそうです。雪国地域のひとつの問題になっています。私の父は90歳を過ぎていますが、今年のドカ雪は3日間で一気に雪が降りましので、一人で雪かきをしました。転がって軽いケガをしました。大事にならなくてよかったのですが、高齢化とともに一気に降るドカ雪が地域社会の冬の大きな問題になっています。

20210220       月山

 日本海の水温が高くなっていることが要因で、10年前頃からの冬はドカ雪とカラ(空)雪になっています。今までのような冬の「日常」生活では春を迎えることが難しくなってきそうです。地球温暖化は夏の大雨による洪水と冬のドカ雪の暮らしを脅かし、その上、地域の高齢化とも向き合っていかなければなりません。今年はコロナ禍での暮らしですので、その向き合い方も神経を使います。こうした豪雪地域の問題も木を植えながら話し合っていきたいと思います。

1  アメリカでは大寒波でマイナス30℃の生活を強いられていますが、私はそんな体験はありません。世界中の気候が危機的になっているこの頃です。こんなことも地方の地域で話し合っていきます。(山形県FC・荒川浩二)

2021年2月14日 (日)

温暖化にブレーキ!小さなことでも今できる事をやる

皆さんいかがお過ごしですか?千葉県FCの高梨です。昨夜は10年前の再来かと驚きました。千葉県旭市に住んでいる私ですから、津波の恐ろしさが頭をよぎりました。被災された皆さんにお見舞い申し上げます。

Photo  ところで、千葉県でも初雪はありましたが、雪は直ぐに消えてなくなり、暖かな時間が流れています。4日には東京で春一番が吹いたそうです。そんな中、旭市の自宅の裏庭には早くもフキノトウが芽を出しました。

Photo_2  この場所は日陰で霜が降りる場所でしたので、昨年はこの場所に落葉を集めて置いたところ、1週間早くフキノトウが出てきました(1月30日撮影)。もう少し芽が出てきましたら摘み、てんぷらにして酒のつまみにします。

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Photo_7  森びと千葉FCの活動のひとつとしてポット苗を育てています。FCとしての場所がありませんので、私の庭の片隅でマサキ、トベラ、ヤツデ、アオキ、タブノキ、シラカシ、アラカシ、スダジイを育てています。新年になって、適当に雨が降りましたので、苗はスクスクと順調に育っています。また、3年後の植樹用苗木としてマサキの種をプランターに蒔きました。

Photo_8  FC会員として、「小さなことでも今できる事をやって行こう!」を合言葉に、千葉の仲間と頑張っています。これからもよろしくお願いします。(森びと千葉県FC・高梨 厚)

2021年2月 9日 (火)

「三ツ星鴨鍋」にも温暖化の影響が見えてきた

 先月22日、秋田県FCメンバーは鴨鍋を囲み今年の抱負を語り合いました。鴨肉は森びと会員のAさん。狩猟歴は42年の大ベテランです。鴨鍋は、鴨肉の油から出る出汁と絡み合うネギの美味さが美味です。自然から頂くこの時季の三ツ星メニューです。今年は、鍋の他に「鴨肉ステーキ」をご馳走になりました。味は、口、頭が美味さのパラダイスでした。シメはうどんを食べて、鴨鍋親睦会を締めくくりました。

1612666717039  ところで、Aさんが言っていた「年々狩猟数が減ってきているんだよなぁ~。その原因は狩猟時期と鴨の飛来時期がずれていることと、狩猟区域の湖沼周辺の開発も影響していると思う」ということが気になりました。

1612662838322男鹿半島(上下)

1612662854992  JOGA(日本鳥学会)等の情報を読んでみると、「越冬パターンの変化が見られ、70年代~90年代にかけて渡来時期が遅くなり、渡去時期が早くなっている。暖冬傾向が著しい90年代は、渡りの中継地だった秋田県の小友沼や八郎潟などの湖沼で顕著に見られた」ということでした。どうやら地球温暖化に敏感になっているようです。自然の恵みに感謝しているAさんの自然観察はさすがでした。

20210210  悪夢のトランプ政権が終焉し、バイデン政権へと移行しアメリカ。バイデン氏は就任初日にパリ協定への復帰を表明しました。大いに期待したいです。秋田県FCもその仲間に混じって、温暖化にブレーキをかけていきたいです。(秋田県FC・大山博延)

2021年2月 5日 (金)

温もりの薪の暮らしに感謝

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Dscn0400  温かくなったり寒くなったりの繰り返しで秋田県でも春が確実に近づいている様子です。横手市では積雪量が197㎝になり、毎朝の除雪作業で市民が大変な思いをしています。暖房費用、除雪機械の燃料費等で負担は増えるばかりです。

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Dscn0397  上の写真は友人宅の燃料材で、イタヤカエデ、桜、ナラノ木の薪です。雪解け終了後に森に入り、斧で割って乾燥させます。一年先の薪を作っています。木々が燃えると痛い感じのしない温もりの暖房にありつけません。木々に感謝し、森に寄り添って暮らしています。

Dscn0396  燃やした後の灰は山菜のあく抜き。または畑にまいて土を元気にさせます。先人の知恵は森の木々に寄り添ってこそ命が育まれるということではないかと感じます。除雪は大変な作業ですが、その苦労があって春の歓びが味わえます。コロナウイルス感染の収束が見通せましたら、東北の地に足を延ばしてください。(秋田県FC・船木藤典)

2021年2月 4日 (木)

仙台市荒浜小学校傍に遺す森と生きる心

Photo  1月25日、私たちはコロナ感染に注意して三役会議を行い、今年の活動計画を話し合いました。結果は、4月16日に総会を開催し、新生「森びとプロジェクト」としてのFCに再編することにしました。その上で、これまでの森づくり活動を継続し、具体的には、仙台市荒浜・名取市「いのちの森」の育樹(補植・除草)活動を、5月、6月、7月、9月に実施することにしました。

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Dsc00928  FCメンバーは、一本でも多く山に木を植えるために、ポット苗づくりをしています。厳しい寒さで枯れてしまう苗もありますが、ポット苗を育てていると自然環境と人の命のつながりが身に染みてきます。一時の人間の傲慢な活動は、やがて人の命の危機に戻ってくることを肌で感じています。

1  全ての生きものたちの命を育むことのできる本物の森を再生できればと思います。10年前の東日本大震災で被災した荒浜小学校浜傍の森づくりは、未来を生きる子供たちに森と寄り添うことの大切さを心に植えられるようにと願い、私たちは森の防潮堤をすすめています。(宮城県FC 林 雄一)