森の恵みに感謝できる暮らしをいつまでも
秋田も急に暑くなり、梅雨の気配を感じています。5月~6月の時季は山菜が食卓や宴の場を豊かにしてくれます。この頃は、この恵みを独り占めにする人が私の周りにも目立ち、残念です。山菜採りは熊に注意です。私はいつも友人と一緒に森へ入ります。先般、トリカブトを山菜と間違えて病院に運び込まれるという情報がありました。本やネットだけの判断は危険です。秋のキノコ採りも同じことなのですが、最初は安心な恵みであることを現場で教えてもらうことをお勧めします。
上の写真は孟宗竹とわらびです。このころに気になるのは、例年の時季に採る山菜が固い感じがします。また、草の伸びが早く感じます。今までは猪や鹿の姿を見たことがなかったのですが、この頃は森に現れてきました。秋田の森が生息可能な自然環境に変化しているのかもしれません。これからは、熊以外の獣に向き合わなくなってきました。
山菜採りが早まってきたようなので、これからは山菜の保存方法を見直しする必要がでてきました。塩が山菜の腐りを防いでくれますので、保存食を作る知恵を爺様から訊いて、次世代に伝えていかなければならないようです。
森の恵みがなければ誰もが生きていけないと思いますので、人間がすこし手を加えることを学び、暮らしに活かしていきたいと思っています。森と生きていくことの大切さを感じる活動を続けていきます。
風で種が飛んできたのか、山椒の木が根づいています。(秋田県FC・船木藤典)
コメント