県議が臼沢の森・松木・民集の杜を視察しました。
世界中の大雨や猛暑のニュースが絶たない。その情報を聴く度に、明らかに気候変動(地球温暖化)の影響だと思う。IPCCはその原因が人間の活動によるものだと断定した。このままの暮らしを続けていくと、2021~2040年の間に気温が1.5度上昇する可能性が高いという。今までの調査よりも10年早まった。既に1.09度に達している。このままだと熱波や豪雨が増え、それが原因で山火事や水害が世界中で頻発するという。 これからの暮らしがどうなるのかと、危機感を抱いている人は多いと思う。しかし、それは他人事で済ませているのではないかと思う。企業や自治体はその対策を打ち出していますが、経済成長との関連でその技術開発に重きを置いているように見えます。それは私たちの生活に直結します。これは大事なことですが、炭素社会の生活を見極めていかないとついていけない人が社会に溢れてしまうことになると思う。今、早急にやらなければならないことは、世界中の人々の暮らしを脅かしている二酸化炭素排出量とそれを吸収できない森と海にしてしまっている現状を、自然界が吸収できる範囲内の排出にすることではないか。
私たちはその吸収力を高めていくために、足尾の荒廃地に森をつくっている。しかし、市民の森づくりでは世界の排出量を吸収していくには間に合わない。政府が計画する10年間で1億本の木を植える「国民参加の森林づくり」を期待したい。そこで、県ファンクラブはその国民運動を積極的に推進していきたいと願い、県議会に陳情書を提出する準備をしている。
その一環として、M県議会議員に現地を見てもらった。昨日(8/22)の視察では、私たちが育てている「臼沢の森」、「民集の杜」を見てもらった。M議員からは、「本当に素晴らしい森で、この活動は今まさにタイムリーなこと、陳情書の提出にバックアップしていく。」とのコメントをいただいた。
是非、足尾の地でも「国民参加の森林づくり」が始められることを願っている。Ⅿ県議会議員に感謝を申し上げます。(栃木県FC:加賀春吾)
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