名取市の小さな「森の防潮堤」の機能を実感したい
東日本大震災から10年の今年、津波被害から少しでも命や生活が助かる森をつくろうと始まった名取市の森の防潮堤づくり。私たちは「いのちの森」と称して苗木を植えて、育樹活動を継続しています。 その樹木は二酸化炭素を吸収しながら生長していますが、新緑や紅葉の時季には私たちの目や心を癒してくれています。今は、落葉樹の葉が色づき始めました。
やがて葉を落として、寒風吹くこの地で厳しい冬に耐えていかなければなりません。落ち葉は土壌分解動物に分解され、砂と塩分が混じる土に栄養を恵んでいます。 今年は初めてヤマグリが実を付けてくれましたが、最近、森に入ってみるとその実は無くなっていました。食物連鎖が始まっていることを実感できていることを実感できました。12月1日には、当ファンクラブの仲間達とこの森の観察会を予定しています。改めて、森と生きる私たちの生存を考えてみようと思っています。(宮城県FC・林雄一)
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