森づくりの一歩を踏出した足尾での森作業
7月9日、神奈川県ファンクラブのメンバーとJR東労組横浜地本OB会の有志の皆さん15名は足尾に行ってきました。 当初の予定では里親植樹で苗木を植える予定でしたが、先月下旬からの猛暑によって植樹場所が乾燥して植えた苗木が枯れてしまう恐れがあるということで、植樹は延期になりました。森作業は初めてという方が3名いましたので、神奈川県在住の熊森協会の方から預かった苗木15本を、日陰があって比較的水分の多い松木川沿いの場所に植えました。 上:預かった苗木
苗木植えから変わった森作業はヘルメットを着用して、鋸鎌を持って里親植樹会場の除草でした。参加者の多くが里親植樹に参加した方々でしたので、自分の苗木の生長をチェックしながら、皆さんは大汗をかいていました。 その後は、里親の東側で生長している「臼沢の森」に入り、17年前に植えた木々が恵んでくれた涼やかな風を浴び、ほてった身体をすっきりさせました。森の中では、森が人間にとっていかに大切なものなのか等のレクチャーを大野さんから受けました。作業の疲れをひと時忘れ、安らぎを感じられました。 昼食後は意見交換を行いました。初めての方からは「今回来られてよかった。また来て頑張りたい」、何度も足尾入りしている方からは「第1回目当時は草地だった所が立派な森になり、やってきた意義を実感できてよかったと思う」、「これからもファンクラブの仲間を増やして足尾を訪れたい」などの感想が述べられました。 私たちは昨11月に結成総会を行い、今までこれといった活動ができませんでした。今回、植樹・育樹作業を行うことで一歩を踏み出すことができました。今後も足尾に入り、森と友だちになりながら、神奈川の地で何ができるのかを知恵を出し合っています。(神奈川県FC 滝沢和男)
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