原発のない福島を!県民大集会に参加して
昨日の福島県はみぞれの寒い一日でしたが、本日(3月19日)は打って変わった春本番の暖か一日でした。今日は3年ぶりに外出し、「2023原発のない福島を!県民大集会」に参加してきました。東日本大震災、東電フクシマ原発事故、津波から12年の現状を再認識するために行ってきました。
会場には老若男女が福島県内外から集い、900名の市民が集まりました。感動したのは、高校生が中心になったオープニングの合唱、平和大使に選ばれた高校生からの訴えは私の心を脱原発へと動かし、その他にも多くのことが学べました。
特筆したいことは、政府の原発回帰やALPS処理水の海洋放出に対してあきらめず声を社会へ上げ続けていくことの大事さでした。特に、放射線量の測定を行ったり、外で遊べなかったり、避難させられたりの生活を送ってきた子供たちから、これ以上、負の遺産を残さないでほしいとの悲痛な叫びには応えていかなければと思いました。広島研修に参加した高校生平和大使からは、写真や飾られた遺品等よりも自分の言葉によって相手に伝えることの大事さを切々と訴えかけている態度には感動しました。
集会の最後には、処理水を海に流すな!のカードを参加者全員で掲げ、国の政策の誤りによって再び人々が犠牲を強いられることのないように声を大にして訴えていくアクションを継続させていくことを誓い合いました。
福島県の桜の開花はまだですが、春の香りを放っている梅の花が集会参加者を包み込んでくれていました。久々の集会でしたが、青年時代の志が私の心に呼び起こされた気持ちになりました。生涯働く者として、若者たちの社会運動をサポートできればと思いました。(福島県FC 東城敏男)
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