初雪よ!暗い時代を明るく変えて!
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
正月気分を吹き飛ばすような能登地方の大地震。亡くなられた皆さんへのお悔みと、被災された皆さんへお見舞い申し上げます。その翌日の羽田での航空機事故、一部政治権力者の金にまつわる不正疑惑、世界の人々をガッカリさせた「ⅭОP28」の気候変動への排出量主要国の曖昧な対応等々、今年も暗い話題ばかりの人間社会が動き出しました。
そんな中の足尾町の8日の朝、窓から外を見るとあたり一面が真っ白でした。初雪です!8日は足尾・松木の森びと広場周囲の小屋に飾った正月飾りを外そうと思っていましたので、カメラ片手に出かけました。ダムゲートからみた松木渓谷は雪雲で霞んで見えました。
松木渓谷入口にある出会いの場である「みちくさ」周辺は思ったほどの積雪ではなく、2~3㌢の薄化粧でした。それでも銅の精錬過程で排出された滓の堆積場(カラミ)や足尾ジャンダルムを雪が覆い隠し、150年経っても草木が生えない岩肌(足尾ジャンダルム)を際立たせていました。
「みちくさ」脇のクスノキが元気に緑の葉を茂らせていました。数年前に樹高2㍍程のクスノキを植え、越冬対策もしてきたのですがその幹は枯れてしまいました。しかし、根は生きていましたので毎年芽をだし、冬には衰弱するという繰り返しをしてきました。今年の様子を見ていると、足尾の寒さに適応しているのかもしれません。日光線鹿沼駅前に生えているクスノキのように、足尾・松木沢渓谷入口のシンボルツリーに生長してほしいものです。
栃木県の”県木”であるトチノキも、艶やかな樹液で冬芽を守り厳冬を乗り切っています。北陸の皆さんも大変でしょうが、踏ん張ってください!東北の皆さんが乗り越えてきたように!
栃木県ファンクラブ・橋倉喜一
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