桜を見ることが出来なかったが、沢山のことを感じた花見の会!
タイトルに書いた感想を述べてくれたのは、初参加の藤田さんからでした。私たちは、昨年に引き続き足尾住民の皆さんに声をかけ、「花見の会」を行いました。快晴の松木沢は、透き通った空気に覆われていて、それだけで心が弾みます。
しかし残念ながら「みちくさ」前の枝垂桜は、赤くなった蕾を見せながらも一輪も開花はしていませんでした。一同少しガッカリしましたが、それを吹き飛ばすご馳走の差し入れに、笑顔がはじけます。
ちらし寿司、稲荷ずし、煮物、お新香、ドリンク、お菓子などを去年も参加した高橋、石原、済賀の皆さんから。そして初参加の藤田さんからは、天然素材、無農薬栽培の野菜を使ったサツマイモの羊羹、あんころ餅、等々、食生活のあり方を考えさせられた料理も並びました。 美味しい料理を食べながら、話に花が咲きました。食生活の事、家族の事、仕事のこと、途中部屋から外に出て森づくりのことなど、あっという間の3時間半でした。人と語り合うことの楽しさを実感しました。
お別れした後、初参加の藤田さんに感想を聞いてみました。一番興味を持ったのが「ブナ保護」の活動だったこと、それから、旧松木村の皆さんが煙害によって、村を出ざるを得なくなってしまったことが胸を締め付けられた、ことなどを話してくれました。
第2回目の「お花見会」は5人の参加でしたが、当初は10人の予定でした。病気入院、足腰の痛みなどで参加できませんでした。それでも今日の参加者は、みんなとても楽しそうでした。「来年もまたやりましょう!」と言いながら帰途につきました。
「松木郷」に行ってみたいと思ったら、森びとに声をかけてください。いつでも最大限ご案内致します。
森びとサポーター・橋倉喜一
最近のコメント