巨大台風が残していったメッセージは“これ以上地球を温めるな!”
10月の台風24号が通過し、台風は様々なメッセージを残していった。暴風に運ばれた雨塩による停電。そして木々と農作物の煙害。関東では京成電車が長時間運転を見合わせてしまった想定外。
さらに、関東ではJRや私鉄の一部が計画運休をしたが、利用者の受け止めと鉄道会社の計画がマッチせず“混乱”が生じた。台風のメッセージは人間が想定外の気象と向き合う方法を考え直さなければならないということではないか。
原因は猛烈な台風が海から何十キロ離れた所に塩を吹き付けたこと。これまでにも台風は日本各地に上陸したが、このような煙害は40歳の筆者にとっては初めてのことであった。台風が残してくれたメッセージを考えてみると、これ以上地球を温めるな!ということだと思う。
台風は上昇した海水温度の調整をすると言われているが、深海の温度が上がってしまうと調整は難しいとも言われている。直ぐには温暖化にブレーキをかけられないと思うので、これからの台風は「スーパー台風」に巨大化するかもしれない。こんな予測をすると、私たちのライフラインのあり方、暮らし方に“塩害防止”という策を追加しなくてはならないかもしれない。
人間は防止策を考えればよいのかもしれないが、木々や農作物は枯れてしまう。そのようになってしまうと、巨大化する台風の被害は私たちの命の問題にまで発展しそうだ。塩害対策について沖縄の友人に訊いてみようと思う。(事務局員 塚崎将幸)
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