森に寄り添って生きてきた町民の昔話を伝えたい
新型コロナに振り回された2021年が、間もなく暮れようとしています。古希を過ぎたせいなのか、一年という時間が瞬く間に過ぎていき、振り返ってみるとこの1年、どんなことをしようとしたのか?頭に浮かんで来ません。早すぎる時間の流れの中で、私の日課は他人(ひと)に促され、波間に漂っているだけではないかと思う時があります。 写真:林子さん
そんな中で、森作業している私の願いは多くの皆さんに森を眺め、森を歩き、木々に触れ、美味しい空気を胸いっぱい吸ってもらいたいということです。できれば、地域の皆さんの憩いの場にもなってもらえれば申し分ありません。 とくに、足尾町民の憩いの場にできないかと思っています。先日、町民の方とお会いした時、「是非、松木沢に行ってみたいので連れて行って欲しい」との話を受け、私よりもご年配の女性二人を現地に案内しました。大喜びでした。昔はこうだったとの話に花が咲きました。
ひとり一人の昔話をその場限りの話とせずに、森から遠ざかった生活をしている方々に、森に寄り添って生きてきた足尾町民の話を広げていける2022年にしたいと思って言います。各県FCの皆さん、健やかな新年をお迎えください。(栃木県FC・橋倉喜一)
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