2023年10月23日 (月)

栃木県ファンクラブ第2回「お茶会」を開催!

 10月21日(土)、栃木市・市民会館(岩下の新生姜ホール)会議室において、県ファンクラブ主催の第2回「お茶会」を開催しました。昨年は県北の那須塩原で、今年は県南の栃木市での開催となりました。

Dscn9271 栃木市での開催では、「孤高のブナ」保護など、森びとの活動を支えてくださっている地元の荒川光司さんに、大変お世話になりました。呼びかけに答えて頂き5名の皆さんに参加して頂きました。また、JRОBで地元の福田さん、深津さんも参加して頂きました。森びと側からは、清水副代表をはじめ、加賀、弘永、山田、橋倉の5名、計12名の参加で開催しました。

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Dscn9277 「温暖化による異常気象の中で、未来に生きる子供たちにどの様な社会を残すのか?」を大きなテーマとし、まず、自己紹介と「いま自分にとっての危機とは何か?を述べてもらいました。

 その中では、豪雨によって巴波川が堤防を越え、床上浸水した経験談や、「100年に1度の豪雨」のくりかえしで、今まで予想できない水害が発生している。等の意見や、都市部ではアスファルトで地表を覆ってしまっている事の問題。また、若い人たちを中心に、スマホに取りつかれたようになっている。気候変動で電気代がどこまで膨らんでいくのか!昔のようにつつましい生活をすることも必要等の意見が出ました。

Dscn9281 本日の参加者は、温暖化・気候変動問題にかなり見識をお持ちでしたので、子供たちの未来のためにどの様なことを今私達はしなければならないのか?の議論をしました。

 その中では、①ボーイスカウト活動をしていて、キャンプなどを通じて子供たちに自然と触れ合ってもらっている。 5感を養う教育を。②自分で使うエネルギーは自分(達)で創ろう。③(針葉樹)主体の林業から広葉樹への転換を。④職場でアスファルトをはがして芝生にしている。家庭でも実行しては。等々。

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 清水副代表の感想では、

①自分の経験を伝えることの大切さ。そのことが考えるきっかけを作る。

②CО2の削減、企業はあくまでも利益の確保を前提にしていて真剣に考えてはいない。

③森びとは、「森の観察会」を行い、子供たちに自然の大切さを伝える。地域の中に森を創る。

④環境問題を突き詰めていくと、政治の問題になってくる。

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 お茶会参加の皆さん!活発な議論有難うございました。

 後で聞いた参加者の感想では、①、皆さんから多くの意見を聞けて大変良かった。ただ、一度だけの開催では駄目。もっと議論を深めたい。②、まじめな人たちが集まり、いい会だ。しかし、エネルギー問題を論議していて、エアコン使用の部屋が寒かった。議論したら行動に移さないと。③、「今まで洪水は起きていない」そんなデーターは今、あてにできない。そんな考えは危険だ。④、近所の人が家の庭をコンクリート化した。都市の中では、アスファルトで地球にふたをしているようだ。コンクリートをはがして芝生にしている。この3人の意見が共通していて繋がったのではないかと思った。⑤、こうした意見交換の場所がないと、考えたり気づくこともない。「地球にとって人間は、がん細胞の様なものではないか!」という意見が印象的だった。

                                       以上

                    (報告)栃木県ファンクラブ・橋倉喜一


 


 


  

 


 

2023年10月12日 (木)

宮脇方式で森づくりを進める小坂精練の皆さんとの交流

 10月10日、秋田県ファンクラブの6名は、小坂製錬の労働組合の3名と宮脇方式で進めてきた森づくりについて話しをさせて頂きました。小坂製錬の労働組合からの参加者は委員長、書記長、OB会員1名の参加でした。S__13197320

S__13197322 初めに秋田県ファンクラブからは、森づくりの活動に至った経緯や活動内容などを話し、小坂製錬さんからは、「DOWAの森 小坂・ふるさとの森づくり植樹祭」には組合員も積極的に参加し、これまで13回の植樹活動を行っている旨の報告がありました。第1回の植樹場所を訪れると、樹高は5mを超えているものもあり、森になっている様子が伺えました。

S__13197332 この間の植樹本数は2万本を超え、今後とも活動を続けていくとの報告があり、私達も互いに協力して、毎年声かけしてもらうように話しをしてきました。育樹活動がありましたら、積極的に参加していきます。

S__13197329 また、気候危機の話にもなり、「小坂の地も昨年の大雨により、工業用水の配管が流されて業務に支障をきたしたことです。また、今年の暑さのせいで製錬しても熱く、外に出て涼もうとしてもさらに熱くて、このような年は初めてだ」との感想がありました。また、温暖化の影響を感じているようで、国立公園の十和田湖近くの紅葉もこれから見頃を迎えますが、「夏の暑さのせいで紅葉の色がはっきりせず、赤、黄、青の三色の色合も悪い。子供の頃はもっと綺麗な感じがした」との意見は全員同じでした。

 秋田県ファンクラブでは、どのように話を進めていくか事前に皆で集まり、スムーズに進めることができました。考えるより、まず行動することの意味が分かった気がします。小坂精練の方々と森づくりを通じて、より人間関係を深めていきます。忙しい中、小坂精練の労働組合の皆様、対応いただきましてありがとうございました。(秋田県FC・船木藤典)

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2023年9月29日 (金)

穏やかな海、秋の訪れ近し森作業

2023929 本日(9/29)は9月最終日の応援隊スタッフによる森作業を行ないました。まだまだ残暑厳しい中、各スタッフは熱中症、コロナ対策予防のため帽子、マスク着用、水分補給することに心掛け9時30分育苗場に集合しました。

2023929_2 岩橋事務局が用意した冷たい麦茶を飲みながら作業の打ち合わせを行いました。育苗場の気温は30℃近くになっていましたが海風によってそれほど暑くは感じられませんでした。本日の作業は、育苗場周辺の草刈りとポット内の草取り、ポット内の追肥をすることにしました。

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<暑さをしのぐため簡易テント内で追肥作業を行なうスタッフ>

2023929_4 2023929_5 <丁寧に心を込めてポット内の草取りに専念する山田・道中内スタッフ>

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 育苗場の表玄関である看板前は、草で覆われていたため草刈り機できれいさっぱり刈り込みました。松林代表はどこでも玄関口といえば、だれが見えられてもきれいさっぱりすることが大事なことであると話されていました。

2023929_8 休憩タイムでは、東城スタッフから今年12月までの事業計画案について話されました。11月のお茶会や12月の年末作業・慰労会の取り組みについて具体的に皆さんと議論を深めあっていくことを確認しました。それぞれスタッフからの意見交換も同時に行いました。今年の暑さによって苗木も弱り私たち人間もバテ気味であった。地球沸騰と言われている中で森づくり(木を植えることの大事さ)活動の大切さを身に染みてわかった。体が動けるうちはみんなと頑張っていくとの決意も話されました。未来の子らにも話しかけ関わりをもって育樹作業を行なってきた森びと宮城県ファンクラブの林代表からの話もありました。応援隊も実行委員会主催の除草・育樹作業を通じて関心をもってこられた育樹ボランティアの人との関わりを大事にしていきたいと前向きな話もありました。「やるのは今でしょ。黙っていては進みませんよ。実行あるのみ」と自分に檄を飛ばし打ち合わせは終わりました。

2023929_9 遮光ネットの活用と草取り、追肥によって元気に育つ苗木たち。本日は、前日の雨によって水撒き作業はやめましたが、今後も暑さのぶり返しもありますので気象情報をチェックし水撒きするようにしました。

2023929_13 本日の参加者は、渡部顧問、松林代表、菅野副代表、山田事務局、岩橋事務局、道中内スタッフ、東城スタッフ、森びと宮城県ファンクラブ林代表でした。暑い中、大変お疲れさまでした。

<写真で見る秋の訪れ近し・・残暑も厳しお互いに体調に気をつけましょう>

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<育苗場のススキの原風景>2023929_15 2023929_16<育苗場周辺の山ぶどう・・美味しそう>

2023929_17<自宅に咲いた珍しい白の彼岸花・・森びと松村宗雄さんからのプレゼントでした。>

                    (報告 東城敏男)  

2023年9月26日 (火)

都民の声に耳を傾けるべきだ!

「都民の声に耳を傾けるべきだ。何んのための再開発なのか」!主催:こどもの笑顔をつくる神宮外苑考える会

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「明治神宮外苑と気候変動~人新世、脱炭素社会で求められるまちづくり」シン ポジュウムが昨日、新宿四谷地域センターで19時から開催されました。関心の高さを示す通り 100 名の会場は満席でした。Img_20230925190814702_2

主催者は、脱炭素が求められている社会でどの様なまちづくりを行うのか、今を生きる私たちと未来を生きる子供たちのことを考えるのは大人の責務である。

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再開発に反対しているのではない。生態系豊かで 100 年以上培われてきた神宮外苑を再開発の名によって壊されるのを認めるわけにはいかない。国内外からも関心がもたれている。それは世界遺産など文化財に関するユネスコの諮問機関「イコモス」のパ リ本部から事業撤回を求める警告、遺産危機警告(ヘリテージ・アラート)がだされ ました。このアラートは岸田首相をはじめ国交省、文科省環境省各大臣、小池都知事、 各関係区長、4事業者など併せて 18 者に要請書が発送されています。

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この様な状況下で催しされたシンポジュウムのパネラーは、ロシェル・カップ氏、明日香壽川氏、斎藤幸平氏、糸永浩司氏他2名でした。様々な提起を受けデスカッションで出されたのは、「脱炭素社会が求めれれている中で、歴史的価値のある公園を壊し木を伐採することは逆行している」「環境権、自然権を守るために立ち上がろう」「3,5パーセントの人が動くことで行政や事業を変えることができる。他人事ではなく自分事として考え、共に人間は森に生かされていることを訴えて行くべきだ」「マスメディアが余り報道しない中で、昨日のTBSサンデーモーニングの内容は的を得ていて大変良かった」の発言に会場内は拍手の渦、私も同感でした。社会を変えるのは市民、都民、マスコミなどが一緒になって行動することの大切さを学んだ会でした。(東京FC:松井富夫)

2023年9月 9日 (土)

台風(大雨)の恐怖について

    昨日、台風13号の影響で台風から離れた千葉県でも、早朝からまるでバケツをひっくり返したような雨が降っていました。

20230909_175759    私は、午前中に用事があり、車で出かけました。雨のため道路はいつも以上に混んでいましたが、事故のないように安全運転に心がけました。用事が終わり、もうすぐ自宅に着くところで風が強くなり、雨が横殴りで車に打ちつけてきました。前を走る車のテールランプしか見えなく、ワイパーの効果がない状態での運転となり、恐怖を感じました。速度を落とし、無事に到着しますように、と祈りながらハンドルを握り、自宅に向かいました。

    いつもの車は少し車高が高いのですが、車検のため借りた代車が軽自動車でしたので、車高が低く、目線が低いので大型車の後ろのバンパーに吸い込まれそうな感覚となり、運転していても怖さを感じました。

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    今回の経験から、今後大雨の日は無理に外出しないように気を付け、家族に心配をさせないように注意したいと思いました。また、自分と家族の「命を守る」ための行動が何よりも優先されることを、この秋に地域で語り合います。

(報告:千葉県ファンクラブ・武田芳明)

2023年9月 2日 (土)

第4回植樹会場の下草刈り作業を行ないました

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202391_2 本日(9/2)は、南相馬市鎮魂復興市民植樹祭実行委員会主催の除草・育樹作業を第4回植樹会場の原町区萱浜字東蔵前地内で行いました。この会場は、2016年に植樹してから7年目を迎えますが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で実行委員会としての除草作業は、しばらく「中止」となっておりました。

 8時30分からの作業開始のため応援隊のスタッフ5名は、8時に現地集合し市役所担当者との打ち合わせと手伝いを行いました。市民、育樹ボランティアの皆さんは暑い中、総勢60名参加しくれました。

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 8時30分より南相馬市農林整備課の岡田さんの進行で朝の打ち合わせを行いました。佐藤課長のあいさつでは、市民ボランティアのみなさんに対するお礼と作業には、こまめな水分補給とケガのないように注意し30分作業したら1回休憩とるようにしていただきたいと話されました。

202392_4 続いて、応援隊の松林代表からあいさつがありました。海風で体感もそれぞれ違いますが熱中症に注意しハチ刺されやケガのないように心がけてください。草刈りを通じて何かいろいろと発見してみるとまた一面、楽しい作業になりますと話されました。引き続き、鎮守の森担当の箱崎さんからは、除草、育樹作業にあたっての基本的な注意事項が話されました。各参加者は刈込鋏、手鎌を持ち寄り草刈り作業を開始しました。

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 参加者は、横一列に並んでマウンドの上へと刈込鋏と手鎌を使用し草刈り作業をしていきます。セイタカアワダチソウが立ちはだかり作業もスムーズにいかず大変でした。市役所リーダーが、30分たったので水分補給・休憩タイムして下さいの声掛けで一服しました。すでに作業服は汗ばんだ状態でした。

 草刈りを通じていろいろと発見してくれた参加者がいました。その写真と感想を掲載していくこととしました。

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<苗木と一緒に生育するフキ>(サンショウの木もありました)

202392_6<巣立ちした、ウグイスの巣>

202392_7<ところどころに見られたモグラの穴>

202392_8<ツバキの実も大きくなりました>

202392_9 第4回植樹会場には試行的に松を植えてきました。ご覧のように松の生長は、苗木とは違い大きくなり苗木が松によって日陰となったり栄養分がとられ生長に弊害があるのではとの話もありました。作業を通じていろいろな発見と今後の課題・材料があることに気づかされた楽しい作業でもありました。

202392_10 今回の除草・育樹作業は、熱中症になったボランティアやケガ人もなく無事に終わりました。

 次回の除草・育樹作業は9月16日(土)引き続き、第4回植樹会場で8時30分からです。多くの市民に声掛けし、当日の作業での再会を大変楽しみにしています。

 真夏日の中での作業お疲れさまでした。市民、育樹ボランティアの皆さんをはじめ市役所のみなさん大変ありがとうございました。今後もよろしくお願いします。

 本日の応援隊の参加者は、松林代表、小川事務局、松本スタッフ、岩橋恵美スタッフ、東城でした。

               (報告 東城敏男)

2023年8月28日 (月)

気候変動を考えるお茶会!

気候変動への関心どう広めるか?悩んでいる。 

「第2回東京FCお茶会」を8月26日真夏日、会場を提供して頂いているJR東労組八王子地本原島雄二委員長同席の基、開催しました。16名の参加予定でしたが、病気・介護・訃報・所用が重なり5名が欠席となり11名の参加でした。

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「お茶会」の内容は、ビデオ(2030年未来への分岐点)の観賞と(神宮外苑再開発)への森びと意見書について話を進めました。

261 人間活動が原因で地球温暖化が進み、体温を超える気温上昇で日本をはじめ世界各国で猛暑、熱波、台風、山火事等で多くの人が犠牲になり、財産を失っています。国連アントニオ・グテーレス事務総長が沸騰の時代と発言しています。

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皆さんからは、「このビデオやマスコミで気候変動・地球温暖化が進み大変な事態になっていることは受け止めているが、どう広めるのか?」「ヨーロッパ人から比べて日本人はお人よし・他人任せの所があり自分もその1人」「ゴア副大統領時代には地球温暖化問題がクローズアップされたが、日本は広まらなかった」「自分に何が出来るか悩む」「お茶会、森びとが折角やっているのに参加者が前回から比較すると減っている現実」「若い人に、森びとの活動や温暖化問題を伝えることが出来ないのが自分の課題である」「DVDを鑑賞して今まで関心の無い1人でしたが、過去には足尾の植樹に参加していましたが少し意識が離れていました。今日の報道や雪国育ちの一人としてスキー場が早めに店閉めをしなければならない現実。どう向き合って広めて行けば良いのか考えさせられた」「平和の取り組みは、それなりの団体が有って進められるが、森びとは大変である。会員になっているが活動には積極的でなかった自分ですが、広める為に難しいが何が出来るか考えて行きたい」

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「ビデオを観て感じる所がある。自分が行動出来ない虚しさ。8月24日に原発の汚染水が排出された」。色々考えるがそれに対する行動が出来ない己。温暖化問題もしかりであるが何が出来るか問うて行きたい」「そこにある現実から問題を掴み取り何が問題なのか?をはっきりさせことが大事ではないか?命を守るため真夏日・酷暑の中での野外作業・昼の2時間は会社も社員も中止を徹底する」等の率直な意見が出されました。

身近な課題から温暖化を考え、出来ることから始める。その出来た事を広める。個人で出来ないものは、会社や行政にお願いする。森や海に人間は生かされていることを忘れない。生態系を変化させる行動を慎む意識を育んで行ければ良いのではないでしょうか?温暖化問題は避けて通れない事を学べた終日なって頂けたでしょうか?貴重な意見有難う御座いました。第3回お茶会に繋げて行きますので宜しくお願いします。

                               東京FC:松井

2023年8月23日 (水)

子供たちの未来のために、仲間とともに

    昨日(8月22日)、JREU仙台の組合員の協力を得て、苗分けとポット苗づくりを行いました。連日の猛暑続きの中、夏の容赦ない陽射しを遮るため、シートを張り日陰を作り、打ち水をして、こまめな休憩と水分補給をしながら、258本のポット苗をつくることができました。

Dsc01254    今年は、第11回「南相馬市鎮魂復興市民植樹祭」へ600本、雫浄水場苗置場に400本のポット苗を送りました。また、名取「いのちの森」で100本のポット苗を補植しております。Dsc01255

    今回、組合員の子供も一緒にポット苗づくりを手伝ってくれました。木は子供たちと共に育ち、将来につながります。子供たちが未来に生きる地球を健全に戻し、負荷をかけない生活を心がけなければなりません。

Dsc01258    人間活動によって引き起こされる地球温暖化に少しでもブレーキをかけるため、ポット苗づくりを通じて、命を守る循環システムの母体である森を元気に育て、一本でも多くの木を育てることの大切さを仲間と共有していきます。(報告:宮城県ファンクラブ・林雄一)

爽やかな海風と共に、育苗作業に汗して奮闘

 本日は、8月最後の育苗場での森作業となりました。連日の猛暑日が続く中、9時30分に現地集合。簡易テントを設営したのち打ち合わせを行いました。岩橋事務局から前回(8/10)に引き続き苗分け、ポット内の草取り、水撒きと遮光ネット張りの作業を行うことが話されました。爽やかな海風が吹いていたため暑さも忘れがちになりやすいがきちんと熱中症から身を守るためこまめな水分補給をとるようにと注意喚起がされました。すでに温度計は、35℃を指す勢いでした。

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20923823_2<トロ箱で育てられたシラカシの幼木をポットに移す作業には、培養土、赤玉土、腐葉土の肥料をよく混ぜ、1本1本を丁寧に作業をしていた渡部・小川・原田スタッフ>

前回はシロダモの苗分けで210ポット、今回はシラカシの苗分けを218ポットをつくりました。

2023823_4<ポット内の草取りには苗木のチェックをしながら暑い中、腰を低くし作業に当たる道中内スタッフ>

連日の真夏日が続いたせいもあって苗木も弱り、さらに日照りのため葉も一部茶色となっているのが気がかりでした。岩橋事務局は3日前に水撒きと一部遮光ネットを設営されたことが話されました。設営された下の苗木は元気に生長していることがわかり引き続き全体に遮光ネットを張ることを参加者に伝え設営と水撒き作業をたっぷり行いました。
2023823_52023823_6<遮光ネットの下で元気に育つシロダモの幼木もうれしそう> 

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休憩タイムでは、冷たい麦茶を飲みながら汚染水の海洋放出問題や東北勢の熱闘甲子園への応援と話題は政治がらみの話もありましたが、それぞれ関心をもって今後もお互いに意見を出し合っていくことをが話されました。最後に後片付けと全体の苗木チェックを行い散会しました。苗場周辺には可憐なユリの群生が見事に咲き私たちを歓迎しているようでした。

2023823_92023823_10 <お知らせ>

南相馬市鎮魂復興市民植樹祭実行委員会主催の除草・育樹作業は南相馬市の広報誌でも掲載されました通り9月2日、16日に行われます。応援隊は、全国の植林ボランティアのみなさんをはじめ市民とともにサポートしていきます。当日のみなさんとの出会いを楽しみにしています。

2023823_11 本日の参加者は、渡部顧問、小川事務局、岩橋事務局、道中内スタッフ、原田スタッフ、東城でした。

暑い中、大変お疲れさまでした。

                    (報告 東城敏男)

2023年8月22日 (火)

樹徳高校のみなさん、ようこそ松木の郷へ。

 今日は8月21日、樹徳高校の環境学習が足尾・松木村跡地で行われました。コロナ禍で活動の自粛を余儀なくされていましたので5年ぶりの開催です。教諭3名、高校生7名の皆さんか来てくれました。森びとプロジェクトは、そのサポートをしました。

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 9時、森びと広場の「うんしゅう亭」に全員が集合したところで、森びと副代表・清水から「今日は、みなさんの先輩たちが植樹し育てた森を観察していただき、木を植えることで荒廃地がどのように変化したのか。私たち人間を含めた生き物は「森に生かされている」と言われますが、「森に生かされている」という様子を見つけていただき、地球温暖化に向き合っていければ幸いです。」と歓迎の挨拶をしました。

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 その後、2014年から植樹を開始した「民集の杜」に向かいました。この杜は2015年から樹徳高校の環境学習が行われ、先輩たちが植えた森の観察を行いました。生徒たちはめいめいに移植ゴテを持って、木の根元当たりの落ち葉をかき分け土を掘っていました。木の根元を掘ると小さなトンネルがあり、この穴はヘビなのか、セミなのかの想像をめぐらし、幹や葉っぱに触れながら「新しいはじめての発見」を探していました。そして、メモ帳を取り出し何か感じたことを書き込んでいるようでした。

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その後、民集の杜から歩いて臼沢の森に向かいました。陽の当たる森の入り口で松村スタッフが温度計で気温を測ると33度でした。高温を全員で確認した後、階段を登りました。約100段の階段を登り、「M&mべンチ」の所で「新しい発見」を探し始めました。落ち葉を移植ゴテでかき分けていると、ミミズが出てきました。ミミズはどのような働きをするのか。枯れた木はどうして枯れてしまったのか等を、その場で考えてもらいました。

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 森の中の温度を測ってみると気温は25度でした。その温度差を見て、全員が植物の働きのすごさを実感しました。すでに12時を過ぎていたので、入口の所で記念写真を撮って下山し、昼食をとることにしました。

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 昼食後は「うんしゅう亭」で、森を観察して、それぞれが感じたことを出していただきました。

 「草地と植えた所の違いがはっきりしている。」「人間が手を加えることで木が育つ、植えてないもが育っている」「森の中の土壌は柔らかい。生きものが暮らしているが、草地ではあまり見られない」「先輩たちが植えた森を見て、まだ5~6年なのに木が大きく成長していることに驚いた。」「動物が住めるようになったのは、すごくすてきなこと、植樹にかかわりたい」「木の成長でいろんな生物が集まる場所を作ったのがすごい」などの若者たちの「森の発見」が報告されました。

 少しの時間ですが、若者たちの感じたことをめぐって意見交換が出来ました。生徒の皆さんの「発見」にもありますが、木を植えること、森を育てること、その森に人間が生かされていることが共有できたのではと思います。そして若者たちの将来社会を考えるきっかけになればと願っています。

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 最後に、広井先生より「生態系が人間の生存とつながっている。五感で感じたものや経験したことは人生のプラスにしなければならない。それらは現場で継続していくことが大事である。」と述べて締めていただきました。樹徳高校の生徒、先生の皆さん、暑い中での「環境学習」お疲れ様でした。次回は秋の紅葉時期に来ていただけることを愉しみにしています。

本日のサポートスタッフは、松村宗、加賀、清水、大野でした。

(報告者は大野昭彦)