2023年1月 6日 (金)

森びと各県ファンクラブ新年のご挨拶⑤

 新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。岩手県ファンクラブは、八幡平市松尾鉱山跡地での宮脇方式による植樹活動を17年間取り組んで来ました。植樹自体は終了していますが、スタッフだけで下草刈りなど育樹活動を、年に一度の割合で行っています。植樹から3年の草刈りが必要と言われておりますが、土地柄もあり、なかなか主木たちが成長せず下草に負けてる状態ですので、4年目となる今年も行うことにしました。他には、桜と紅葉の時期に視察を兼ねてた観察会も計画しています。

 ウィズコロナが続く中、世の中の不景気、物価高騰、エネルギー問題等で人間の心の余裕や安らぎそして繋がりといったものが危ぶまれていると感じます。国は原発の再稼働も推し進めようとしていますが、活断層の上の地震大国日本でその選択はあり得ませんし、未来の子供達に託してはなりません。岩手県ファンクラブは、森の大切さと自分に何ができるかを、諦めずに考え実行していきます。

 岩手県ファンクラブ 高野秀幸

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 新年あけましておめでとうございます。昨年は秋田県ファンクラブとして福島県ファンクラブ、応援隊とともに「お茶会」を行うために、南相馬市に足を運び、いのちを守る森の防潮堤の木々の成長が立派に災害を防ぐ役割を果たしていることを感じ取れたと思っています。年末には岩手県の仲間達から声をかけて頂き、忘年会を行いました。森づくりの人たちの交流が根をはり交流が進みました。今年も八幡平の草刈りなど秋田県ファンクラブとしても行っていきます。

 また、若手を交えた「お茶会」を進めます。気象状況なども12月に雨が降り続き、私の経験ではなかったことが起きています。県民の冬のご馳走ハタハタが一匹350円という値段で高騰しており、もう買えない状況です。何かおかしいと思う人がいないのが不思議な状況です。市民にとっては雪が少ないのは生活する上では、良い状況だとは思いますが、夏の水不足が心配と思うのは少ししかいません。世界状況を見ても水の奪いあいが紛争の第一だと思いますが、今後日本でも問題が起きるのではないかと心配しています。我々の小さな行動がやがて大木になることを期待して、この一年考えながら皆で活動します。今年もよろしくお願いします。

 秋田県ファンクラブ 船木藤典

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2023年1月 5日 (木)

森びと各県ファンクラブ新年のご挨拶④

 明けましておめでとうございます。コロナ禍が続く困難な状況の中でありますが、総会で確認した活動をやり遂げて来た全ての仲間の皆さんに、大きな拍手を送ります。それを実現した力は、”やらされる”のでは無く、自分の意思で困難に立ち向かってきたからに他なりません。いま森びとは、「バトンゾーン」を迎えています。70歳を超えた皆さんの経験、知恵、そして何より熱い情熱を60歳代に引き継いでいかなければなりません。そのことをお互いに課題として、日々の活動の中で意識しなければと考えます。

 昨年、栃木県では「お茶会」を那須塩原で開催し、運営面での課題が沢山出てきました。今年は、昨年の経験を生かしてオンラインでの会議、意見交換会を県全体で創り出すことを目指したいと思います。

栃木県ファンクラブ 橋倉喜一

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 新年あけましておめでとうございます。昨年、私たち千葉県ファンクラブは、花嫁街道の整備作業行っている南房総の地域の方々と地球温暖化防止に向けた「お茶会」を開催しました。参加した方からは「人間が壊したものは、人間が直していかなければならない」、「自分が出来る事を遣っていくことが大事である」との意見が出されました。

 私たち一人ひとりが、山に木を植樹して、森をもっと元気にしていかなければならないですし、温暖化防止にむけて、地域の方々とのお茶会を今年も継続して行っていきます。また、私たちが行っている花嫁街道の整備作業も引き続き行っていきます。新型コロナウイルス・インフルエンザが猛威をふるっていますが、感染予防に注意しながら、お過ごし下さい。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 千葉県ファンクラブ 相川好夫 武田芳明 高梨厚

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2023年1月 4日 (水)

森びと各県ファンクラブ新年のご挨拶③

 あけましておめでとうございます。このまま地球温暖化が進めば世紀末には、人類の生存が危ぶまれると心ある人・団体・企業・国は気づき環境問題を取り組んでいます。しかし、多くの方が30年後に生存の危機が訪れようとしているにも関わらず、他人事で経済優先の生活を送っています。エネルギーや食品不足が語られても煌々と照らし続けられるネオンや食品の大量廃棄です。

 今年はこの現実の意識を少しでも変えるために、首都東京の地で環境問題を取り組み発表している子供、学生さんたちを招き「お茶会」の開催を計画していきます。今年もどうぞよろしくお願いします。

 東京都ファンクラブ 松井富夫

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 新年あけましておめでとうございます。昨年は地球温暖化によって世界各地で自然災害が発生し、甚大な被害に見舞われました。また、戦争によって自然と共に人間を破壊するという人間の最も愚かな行為が新年を迎えても引き起こされています。文明が発達しても人間の醜さが無くならないことは悲しい現実として受け止めなければなりません。この現実を変えていくには、私たち森びとプロジェクトの合言葉である「山と心に木を植える」ことの大切さを今ほど感じるときはありません。

 神奈川県ファンクラブは3年目を迎えました。全国で活動している仲間の皆さんの活動に学び、共に具体的なアクションを起こせるファンクラブとして神奈川の地で活動してまいります。今年もよろしくお願いいたします。

 神奈川県ファンクラブ 木之下貴弘

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2023年1月 3日 (火)

森びと各県ファンクラブ新年のご挨拶②

 明けましておめでとうございます。昨年は、コロナ感染拡大や気候変動による地球温暖化の影響等が最も現出された危機的事態でもありました。私たち福島県ファンクラブは、昨年4月にシニア世代の活動がスムーズに運営できる体制づくりと温暖化防止にむけた活動の推進をはかるため、決意を新たに出発してきました。考えて立ち止まって傍観しているよりも一歩前に出て行動することを合言葉に、6月の南相馬市鎮魂復興復興市民植樹祭への積極的な参加や、慣れないオンラインへの挑戦を通じての各県ファンクラブとの意見交流会議への参加、3団体合同(応援隊、秋田県ファンクラブ)による「お茶会」の開催と多くを学ぶことができた大変有意義な取り組みでした。

 今年は、もっと足腰を鍛えるためにお互いに知恵と議論を深めあい、問題意識の共有化で各県ファンクラブのみなさんと共に奮闘していきます。今年もよろしくお願いします。         

 福島県ファンクラブ一同

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 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。昨年は新型コロナウイルス感染症拡大やロシアによるウクライナ侵攻など大変な一年でした。また地球温暖化が進む中、私たち応援隊も少しずつではありますが、地域の方々に地球温暖化防止活動を推し進めていくことを全員で確認しました。早いもので南相馬市鎮魂復興市民植樹祭も第10回目を迎えることが出来ました。また、植樹祭応援隊も9年目を迎えることが出来ました。このことは森びとプロジェクトや南相馬市鎮魂復興市民植樹祭実行委員会や地域の方々などの大きな協力があったから出来たと思います。

 今後の応援隊活動については、会員の高齢化に伴ない、雫育苗場でのポット育苗から今まで植樹した10ヶ所の植樹会場の維持管理等にシフトを移していきたいと思います。今年6月には第11回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭が開催する予定です。多くの森びとプロジェクト会員や地域の方々の参加をお願い致します。

南相馬市鎮魂復興市民植樹祭応援隊

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2023年1月 2日 (月)

森びと各県ファンクラブ新年のご挨拶①

 新年あけましておめでとうございます。今年も「山と心に木を植える」活動を続けてまいります。異常気象の猛威によって、引き起こされる自然災害で、生きものの命が脅かされる危機的な状況にある今日、命を守るためどのような備えが必要か、具体的な対策と行動が大切です。

 宮城県ファンクラブは、荒浜・名取「いのちの森」の育樹活動を通じて、私たち人間は森に生かされているということを認識するとともに、今の生活の変化の必要性を理解する人が、一人でも多くなるよう、気候危機下の生活を考えていきたいと思います。よろしくお願い致します。

宮城県ファンクラブ 林雄一

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 新年あけましておめでとうございます。今年は、コロナ発生から4年目に入ります。まだまだ収束は見えませんが、感染に注意しての生活が続くと感じます。これまで以上に感染防止に注意して地球温暖化を止める活動を自分たちで出来ることを考えて地道に活動を進めていきたいと思います。

 昨年は茨城県ファンクラブとして「お茶会」の開催ができませんでした。今年は、自分たちの身の丈に合った形で実現したいと思います。気候変動はますます激化すると思いますが、地球温暖化防止に向けて志を同じくする皆さんと連携をして粘り強く進めていきたいと思います。 

茨城県ファンクラブ 済賀正文

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2022年12月10日 (土)

いのちを守る循環システムの母体である森の生長を観察

 12月8日、宮城県ファンクラブは、仙台市荒浜と名取市閖上の「いのちの森」の観察会を行いました。事前に作成した、活動概要や育樹活動の内容をまとめた資料を使い、説明してから現地に向かいました。

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 荒浜の森は、木々が4~5メートルくらいの高さに生長し、落葉樹の落葉がびっしり地面を覆いつくし、ヒサカキ・マサキ・シャリンバイが実を付けていました。初めて参加した仲間は、「9年たつとこんなに大きくなるんだ」と驚いた様子でした。

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 名取の森は、今年ヤブツバキ・シロダモ・ユズリハ・シラカシ・アカガシの常緑樹を中心に、143本の補植と除草・下枝払いの育樹作業を3回行ってきました。森作業を通じて、命を守る循環システムの母体は森であることや、地球温暖化によって、生きものの命が脅かされている危機的な状況にあることを共有してきました。

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 先月エジプトで開催された気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27)では、気候変動の被害を受ける島しょ国や途上国の「損失と被害」に対して先進国などが出資する基金を設立することが合意されましたが、温暖化の原因でもある「化石燃料削減」については議論が進展しなかったようです。世界のリーダーの姿勢に落胆しましたが、海面上昇は太平洋沿岸近くに住む私たちにとっても暮らしを脅かす大きな問題でもあります。

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 宮城県内でも豪雨により河川が氾濫したり土砂崩壊によって多くの方々が被災された2022年でした。来年以降も豪雨災害におびえる生活をしなければならないのかと不安になります。いのちを守るためにどのような備えが必要か、宮城県ファンクラブは防潮林の育樹活動と共に、市民の皆さんと気候危機下の生活を考えていく2023年にしていきたいと思います。

(宮城県FC 林 雄一)

2022年11月19日 (土)

異常気象に向き合う生活を考えるお茶会in南房総

 11月12日 (日)、千葉県ファンクラは「お茶会」を行いました。会場は、南房総市和田浦町コミュニティセンター、テーマを温暖化による生活への影響とその要因などを話し合いました。集ってくれた皆さんは、「NPOネイチャスクールわくわくWADA」、教諭のOBの方、JREI千葉のOBの方、そして私たちの11名でした。茶会は出席者の自己紹介を行っていただき、その後、私たちからは茶会で話し合っていただくテーマを話しました。 

Dsc_0006 テレビニュース等で報道されている世界の異常気象の猛威と甚大な被害、千葉県では台風15号直撃による電柱や送電線倒壊、長期間の停電生活を強いられた生活等、その異常気象が各国で頻繁し、それも巨大化している状況を振り返りました。Dsc_0001 そんな中で私たちは、花嫁街道の台風被害を目の当たりにして、痛んだ森の姿を見ながら山路を修繕しています。茶会で出された意見を短くまとめると、“和田浦でのクジラ解体数が減っている。これらの要因には海水温度の上昇と海流の変化があるのではないか。森が元気ではない。森を元気にしないとダメだ”、“国や行政の温暖化対策の本気度は見えない。脱炭素社会に逆行しているのではないか。この現実を私たちは見抜かなければならない”、“人間が壊したものは人間が直さないといけない。我々は、もっと自然を大切にしていかないといけない”。また、“このままでは、日本はダメになってしまう。子供たちが大人になれるか心配である。子供たちに明るい未来を残すために大人たちは真剣に温暖化問題に取り組まないといけない”。“買い物では石油で作った容器に入った物は買わない。地産地消に本腰を入れていくべきである”等の意見が出されました。Dsc_0004 具体策に関しても、“政府の被害対策の机上把握の弱さ、次世代を生きる若者たちの現場の意見を国会議員は受止めて温暖化防止に活かしていくことがとても大切だ”、“私たちの地球温暖化問題の意識は良いと言えない”等が出されました。Dsc_0007 初めての「お茶会」でしたが、計画した私は、意義が感じられる話合いが創り出せるのかと開催日まで不安でした。しかし、集ってくれた地域の皆さんの前向きな姿勢と意見にふれて、私の方が元気と勇気をいただきました。「お茶会」に出席してくれた皆さん、ありがとうございます。来春は、さらに深掘りする「お茶会」ができることを願っています。(千葉県FC・武田芳明)

2022年11月 1日 (火)

次世代を生きる子供たちの「反乱」に応えたい

 10月29日、「荒浜・いのちの森」で、今年最後の育樹作業を行いました。作業は下枝払いと常緑樹を中心に20本の補植とクズのつる刈りを行いました。クズの根元付近の枝が親指くらいの太さのものもあり、森の中に蔓延るつるの処理はなかなかやっかいです。来年もクズの根が伸びてこないように、根の張り具合を確かめな処理をしました。Dsc01193

Dsc01195 作業終了後は、場所を移して仙台市内の会議室で「気候危機下の生活を考えるお茶会」を開きました。最初は、森びと顧問・髙橋さん投稿の『しもつけの心』(森は大切な友だちシリーズ⑦))と10月9日付けの毎日新聞1面・3面「気温上昇0.1度でも低く」の記事を読み合わせしました。その感想を出し合いながら、参加者全員から異常気象の猛威に関する危機感を出し合い、次世代の生活に何かしなくてはなせないという気持ちを共有しました。Dsc01201

Dsc01202私たちの今の生活(社会)の変化の必要性を理解する人が一人でも多くなるよう周り伝えていくことを考えました。私たちは、森づくりを通じて、「子どもたちの反乱」に少しでも応えていきたいと思っています。Dsc01197(宮城県FC・林雄一)

 

2022年10月26日 (水)

職場で温暖化防止のために汗を流す

 私の職場は、伊東市湯川というところです。JR伊東駅からは直線距離では1.5㎞程の所ですが、山登りのように高いところにあります。40年前は歩いてくる人が多かったのですが、今ではタクシーで来ることが当たり前になっています。従って近所に住んでいた2軒の家は今は誰も住んでいません。たった数年ですが、その家に行く道は草木や倒木で上にある道路まで行くことができません。昔はその道を通って中学校まで通っていたと聞きます。近所に人が住まなくなってしまってからは鹿や猪の楽園になってしまっています。1

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 8月に下草を刈っていますが、今は雑草がひざ丈を超えてしまいます。数か月人間の手が入らないだけで通路も雑草でこのようになってしまいますので苦労をしています。

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 また、猪の獣道も多数できてしまいました。道路も猪が崖を登るときに落とした砂利や岩で1m程ふさがれています。人が管理する所でも、人と動物の生活する狭間では増え続けている動物には敵いません。山や里山は、不断に人間が管理することをやめてしまうと動物の住処になります。下草を刈ることで木々は成長し、小さな森を守ることでCO2の削減につながり地球温暖化防止につながれば幸いと思い、日々作業しています。

(神奈川県FC・遠藤政之)

2022年10月 5日 (水)

新たな森ともと共にりんねの森づくり

 10月2日、足尾りんねの森での植樹のため、久し振りに早起きし阿部さんの安全運転で、新たな森とも2名と参加した。今春までいわき市に住んでいた橋本さんは、南相馬市鎮魂復興市民植樹祭には5回参加していましたが、足尾へは初めてでした。同じく6月から事務所で手伝いをしていただいている岩田さんも初の足尾入りでした。公害で禿山になった現地に立って「なんだこの山は、自然が壊されるとこうなるのか」が2人の最初の驚きと怒りの言葉でした。84a036a2224a491cba28ad825bf1f987

 植樹地はスタッフ、サポーターの皆さんが数か月前から準備をしてくれており、整った砂地と改良地でした。砂地を掘り起こすのに剣スコでは無理でしたので、橋本さんはツルハシで耕す作業を積極的にやってくれました。手がかかりましたが、私たちは苗木1本1本を丁寧に「元気で立派に育って欲しい」と願いを込めながら植えました。次の改良地は、スタッフが穴を掘り黒土と砂を混ぜて準備をしてくれていましたので、周りの草を刈りながらでも大変植え易く助かりました。

F58310a8ffe541cd90ca824dc63f64f5 植樹を無事に終え、かいた汗を拭い、雲1つ無い空の下で美味しい昼食をとりました。昼食後の休憩時間を活用し、家族で参加している親子さんに協力をして頂き、東京板橋区第八小学校開放協力会(はちっこプロジェクト)会長の保田さんから託された児童たちが育てたシラカシ2本を森びと広場の一角に「未来の子供たちの社会が環境に悩まされることなく生きられる様に」と願いを込め植えました。

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Photo_4 岩田さんは、「段取り・準備作業の重要性を学び、これからの事務作業に少しでも活かしていきたい」。橋本さんは「国や企業は利益のため働くものを犠牲にして自然をも壊す。憤りを感じ許せない。」、「この破壊された自然、森を蘇らせる活動に感銘する。今後も参加し活動を担っていきたい」と思いを語ってくれました。

Photo りんねの森の移り変わりと児童たちが育ててくれたシラカシが生育することを楽しみにしながら、地球温暖化を少しでもストップさせる活動を、東京で更に広がることを目指していきたい。

(東京都ファンクラブ 松井富夫)